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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 6

部下を下がらせた上司はため息を1つつくとナマモノ樹木に顔を向けた。
なぜこんなことになってしまったのだろう。
このナマモノ樹木の正式名称は『封育樹』と言い、コイツには大切な一粒の『種』を育てさせていた。
その『種』が芽吹くとき、我々魔物の未来が開かれるはずだったのに・・・。
だが、今は嘆くより優先すべきことがある。
感傷に浸ったところで事態は好転なんかしない。
彼女はすばやく思考を切り替えると手近に控えていた部下に『種』の捜索隊を編成、出動するように伝えた。


その頃、ナマモノ樹木『封育樹』からの脱出に成功した俺はデカ乳チビウサギに噛み付き攻撃に悲鳴を上げていた。
「イテッ!こらっ、おとなしくしろ!」
「やだやだやだやだ、放してください〜!」
乳を揉まれたのがよほどショックだったのか、バカウサギは大声上げて暴れまくっている。
泣くわ叫ぶわ、噛むわ引っかくわ・・・。
俺の説得にもぜんぜん耳を貸してくれない。
さすがに俺もイライラしてきた。
「ああもう、いいかげんに落ち着け!でないともっかい乳揉むぞ!」
「う・・・ひっく・・・」
お?効果あったか?
バカウサギはようやくおとなしくなった。
「ひっく・・・。天国のお父さんお母さん、ごめんあさい、ミミはこの変態の人間さんの奴隷にされるです・・・」

ピシっ、
違う・・・あきらめただけのようだ。
それにしてもひどい言われようだ。
固まる俺を無視してウサギ娘の妄想は続く。
「きっとミミはこの人間さんに穴という穴を犯されてしまうでしょう・・・。いえ、全裸で歩き回るくらいですから気が狂うほど犯されるのかもしれませんです・・・」

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