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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 5

さて、ここでいったん話が移る。
俺が閉じ込められていた、あのナマモノ樹木の部屋。
そこにある変化が起きていた。

「『種』が消えただと!?貴様らいったい何をやっていた!」
ナマモノ樹木の前では上司と思われる女が全身鎧をまとった2人に怒鳴っていた。

叱責するその女は若く、部下と同じく無骨で重厚な鎧に身を包んでいてスタイルの良し悪しはわからない。
しかし専用にあつらえたのであろう、胸の部分だけが大きく盛り上がっていた。
紫色に輝く長い髪はポニーテールにまとめられていて、それがキツそうな彼女の顔立ちによく似合っていた。
だが彼女の側頭部から天井に向かって伸びる一対の角。
それが彼女の美しさを異様なものへと変えていた。
人間には決して出すことのできない、幻想的なものへと。
「『種』は我ら魔物の最後の希望!もし『種』を失うようなことあらば、もはや滅ぶほかなくなるのだぞ!?」
厳しい上司の叱責にただただ黙って身を縮こまらせる2人の部下。

そんな様子にこれ以上怒鳴っても無駄だと判断した上司はやむなく2人を下がらせた。
厳罰を覚悟するよう、しっかり釘をさしておいて・・・。

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