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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 49

服を脱ぎ終えたミミは、部屋の片隅で山となっている
数々の調教品の中から2番目に大きいバイブを取り出した。
「お、お待たせしました」
そう言うと、ミミはバイブをオレの前に差し出した。
顔を真っ赤にして次の命令を待つその様子に、オレの本能が激しく揺れ動く。
しかしまだオレはその本能の手綱を放さなかった。
オレもいろんな意味で限界だったが、コイツをモノ扱いしたくなかったからだ。
何をいまさら、なんて言うヤツもいるだろう。
しかし実際、意思のあるものをモノ扱いするのは結構難しいものなのだ。
そりゃ確かにひどいことをしてみたいとは思うさ。
だけどそれを何回も続けてやる度胸は自分にはない。
・・・うるさい。ヘタレでも何でも好きなように呼びやがれ。

オレは何とか本能を抑えながら緊張するミミに言った。
「よし。では褒美にオマエの好みに合わせて犯してやる。
 優しくされるのと激しくされるの、どちらがいい?」
しかしその言葉にミミは何とも言えない複雑な顔になる。
怒り?喜び?ダメだ、表情がつかめない。
「何でこんなカオになったか、わかりませんか?」
テレパシー(?)でオレの心を読んだのか、ミミがオレの疑問を代弁する。
はい。喜ばれこそすれ、そんな顔になる理由なんて心当たりがありません。
バチコ〜ンッ!
そう思った瞬間、顔面にものすごい衝撃が走った。
ミミが持っていたバイブを投げつけたのだ。それも全力で。
当然オレはその激痛に悶え苦しむこととなった。
うう、偽者とわかっていても男のイチモツを顔に突きつけられるのは気色悪い。
「み、ミミ!いきなり何しやがんだ!」
主を主と思わぬ暴挙に動揺しつつも何とか反論するオレ。
対するミミはというと・・・
顔を真っ赤にしたまま、ボロボロと泣いていた。
「!?」
予想だにしない事態の連続にオレはただただ呆然とするしかない。
泣きたいのはむしろこっちのほうだぞ!?
「ラグ、様、私、言いました、よね?
 私の、身も、心も、あなたのものです、って」
ヒックヒックと泣きながらようやく話し始めるミミ。
子供のように泣きじゃくるバカ相手にオレは相槌を打つ程度のことしかできない。

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