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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 37

「うごおぉぉぉぉぉぉぉ!」
挑発を真に受けたのか理性があるかどうかも疑われるような雄叫びをあげ、再度突撃する。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ

先程より距離があるため更に加速する。
「ハッ、キタキタ!馬鹿の一つ覚えも・・・」
サッと身を翻しギリギリ突進を避ける。そしてオルグス向かう先は壁。方向転換をしている間は無い。
「たいがいにな!」

ドゴォォォォォォン

見事策通り壁に激突。オルグスは壁に体の半分は埋め、ピクリともしない。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・」
(危なかったが見事に決まったなぁ。・・・てかスゲー勢いだったけど大丈夫だよな?)
冷や汗をぬぐい、オルグスに近づこうとしたその時、

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

雄叫びが壁の中からあがり、オルグスの手がズボッと壁から勢い良く抜ける。
その様はモンスターというよりバーサーカーに近い。
でもこれでわかった。
今のアイツは完全な見かけ倒し。
パワーだけはすごいが、動きがそれについていってない。
激痛に耐えながら動いてるらしいから無理もないかもしれないが。
勝てる。そうわかったとき、自然と笑みがこぼれた。
もうすぐこの女もミミのように自分のものにできる。
そう思うと股間のモノがいきり立つ。
オレの心の中で、ドス黒い欲望がゆっくりと渦を巻き始めていた。
ああ、早くその高い鼻っ柱をへし折ってやりたい。
お前がオレに許しを請う姿を見せてくれ。
心の高揚とともに戦い方にも少しずつ変化が現れてきた。
「グルオォォオォ・・・ッ!」
ブオンッ・・・!ピッ、
直撃を避けるために大きく動いていたのが、徐々に小さくなっていく。
動きにムダがなくなるが、バカ力から生ずる風圧で全身にカスリ傷が刻まれる。
痛いはずなのに痛みは感じなかった。
楽しい。ただその感情だけがオレを支配していた。

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