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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 36

と、ここで有り難い話は途切れる。
・・・何が何でも生き延びて、絶対2人を犯し殺す・・・!
心に強く2人の名を刻み込むと異形と化したオルゾスを見る。
ムカつくことは多々あれど、今は生き残ることが最優先だ。
オレはない知恵を絞って状況を整理する。
(今の俺にできる事、それは力一杯にぶん殴る事!!)
 今のオルグスは殆ど理性が飛んでるようだ。恐らく攻撃が直線的で見切りやすい。
と思う・・・。
加えて変貌したあの巨体、死角もでかい筈。
(一撃目を死ぬ気ですれすれにかわして、スキだらけになったところに思いっきり一発カマシテやる!)
案の定、オルグスは俺に向かって突撃!
(よしキタ!ここで・・・!)
・・・だが

ドドドドドドドドドッ

(いっ!ちょっ!)

ドゴォォッ

(何なんだよ!今の加速の伸びはぁぁぁ!)

ゴロゴロゴロゴロ・・・・ベシャ・・・

「ご、ご主人様ぁ!」
吹っ飛ばされゴロゴロと転がりながらミミの叫びを聞く。
(いてぇ・・・。モロ入っちまった・・・。)
(クッソ!死角も糞もあったもんじゃねぇ!手ぇどころか体ごとかよ!)
ただの突進・・・。しかし、これほど理想的な格闘攻撃があるだろうか?前に立ちはだかる者、物を問答無用で木の葉の如く散らすその様は痛快としか言えない。防御関係なんかも実に理想的だ。何しろその体ごと動いている。側面、後方からの攻撃など届く訳がないだろう、動いていればの話だが・・・。
(・・・こうなったら)
 一撃でボロボロになった体に鞭を入れてヨロヨロと立ち上がる。オルグスは既に突進のスタンバイに入っている。
「オラ、もう一発来いよ。マッチョウーマン」
壁を背にオルグスを挑発する。

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