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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 35

「なめるなよ・・・!
 もはや貴様がどうなろうと関係ない・・・!
 全力を持って貴様を殺す!!」
だーっ!やっぱりおこっていらっしゃるー!!
だが事態はそこではとどまらない。
ボゴッ!
「いっ!?」
筋肉が膨張して服が・・・いや!
「オアアアアアアアアアアアアアアアア・・・!」
ボコッ!メギメギメギ・・・・!
オルゾスの身体が巨大化し、その姿は徐々に異形と化していく。
絹のようになめらかな肌は赤黒く変色し、ゴツゴツした鋼のような筋肉に覆われていく。
「いぎぃいいいいいいいいい・・・・っ!」
顔も端正な女の顔から牛のような角の生えた獣の顔に変貌していく。
「ななな・・・?」
メギィッ!
その果てにできあがったのは先ほどの美女と同一人物とは思えない醜く巨大なバケモノだった。
「ちょっ、・・・ちょちょちょちょーーーーーーっ!
 な、何なんだ、コイツはーーーーッ!」
「ほー、『封身開放』か。
 あの実力でよくできたモンじゃな〜」
「ええ♪あの子もあの子なりに努力してたのねぇ・・・!」
この異様な状況下で赤武者ロカと魔王代行カグラののんきなやりとりが響く。
「待てやぁぁぁぁぁ!
 何のんきに話しとんじゃあぁぁぁ!」
いかん、怒りのあまり口調がおかしくなっとる。
あのバケモノが動かんうちに何とかせんと!
「な、何だよ、アイツは!
 魔物は『新幹線の法』とかで人の形にしかなれないんじゃねえのか!?」
「『人化の法』じゃ。ま、確かに我々魔物はヒトの形に閉じ込められとる」
ロカの言葉をカグラが引き継ぐ。
「しかし長い時の間にその呪いを一時的ではありますが本来の姿になれることができるようになりました。
それを我々は『封身開放』と呼んでいます」
ちょっ・・・!そういうことは先に言えーーーーッ!
「もっとも、難易度が高いうえに開放中は激痛が伴うからそうそう使えない技なのですが・・・」

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