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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 25

ザワッ・・・!
オレの結論に一斉に周囲がざわめきたつ。
あれ?何か間違えたか?
「正確にはあなたが我々の道具ではなく、我々があなたの道具にするための存在なのですがね。
 でもその結論をこの場で言うのは時期尚早です」
カグラは苦笑を浮かべながら言葉を続けた。
「このことはトップシークレットでしたから」
おい!
「何せ、あなたの前にも失敗作の『種』を何体も作っていたし、最新作であるあなたも完成前に目覚めてしまうし・・・。
 こちらとしても大変だったんですよ?」
うわ、ぶっちゃけやがったよ、この女。
(『俺が作られた命』     
ということは一応覚悟はできていた。
しかし、「あなたの前にも失敗作の『種』を何体も」というのは流石にこたえた。しかも、「完成前に目覚めてしまう」だぁ!
・・・だが、しかぁしっ、こんな事実で俺はまだ沈まんぞぉ!!)
「・・・『こちらとしても大変だった』、と言ったな。
・・・何が大変だったんだ」
なんとか気を落ち着かせながら質問を返す。
「・・・。」
カグラの目が少しだけ閉じ、そして意思ある、覚悟した目で答える。
「貴方のそのデタラメなまでの膂力、頑強さ、そして・・・精神の不安定さ・・・。貴方は『自分は何もオカシくは無い』と言い切れますか?」
「・・・質問を質問で返すんじゃネェヨ。」
(ま、話聞いてるうちに薄々は判ってたがよ。)
「・・・お察しの通り。あなたにはあらゆる魔物の種族の代表・・・。即ち最強格の魔物達の遺伝子が組み込まれています。・・・私の夫であった、今は亡き・・・魔王の体を・・・主体(ベース)にして・・・。」

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