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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 209


それからミミは、オレが気絶していた間のことを語り始めた。
まず異変を感じたのは、魔法を使えるナナリであった。
彼女は途方もない魔力に驚き、看護していたミミたちを呼んで牢獄に集結した。
その頃にはHが終わったらしく、魔力は急速に弱まっていったらしいが。
で、牢獄に入ってみると。
そこには白濁した液体を塗りつけられた女たちの屍(←いや死んでないって)。
鼻を覆いたくなるようなものすごい性臭の中を進んでいくと、そこにはビクビクと時折痙攣しているオレの姿があったと言う。
ミミたちは驚き、あわててオレを介抱した。
オレが回復するまでの丸一日の間、放置されていた精液まみれの女たちは勝手に目覚め、自力で治療していたらしい。
もっとも完全に回復したのはごく一部で、ほとんどの魔物は下半身が壊される犯されたショックから動けないでいるとのこと。
・・・いろいろムチャやってきたけど、これからはアイツらのことも考えないといかんなぁ。
話の顛末を聞いて、さすがのオレもちょっと反省する。
が、今はそれよりも確認したいことがある。

「・・・で?どうしてぶっ倒れていたオレは、おまえらの肉布団と膝枕をされるハメになってるんだ?」
「え?あの・・・いえ、その・・・」
「オマエがあんまりかわいい寝顔で眠っていたのでな。
 チャンスを逃した連中がせめて添い寝をしたいということで、ローテーションを組んで看護していた」

しどろもどろになるミミに代わり、サルスベリがさらりと告白。
何?もしかしてオレが気づかなかっただけで、他にも何人もの女に押し潰されてましたか、私?
女にちやほやされるのは男として喜ばしい限りだが、すこし節度というものを教えてやったほうがいいだろうか。
オレは今後のためにも、ちょっと真剣に考えた。
・・・っと。いけないいけない。
今はコイツらのことを考えている場合じゃない。
オレは忘れかけた本来の目的を思い出すと、気を取り直してサルスベリに問いかけた。

「まぁ、看護についてはいろいろ話し合いたいところだが・・・。
 サルスベリ。まずは約束を先に守ってもらうぞ?」
「・・・ああ。禁忌を破ってでも魔王を蘇らせた理由とか、そういう話だったか?」


コイツ・・・素で忘れてやがったな。
思い出してホントによかった。
オレはミミたち全裸の魔物娘たちから水や食事を受け取りながら、ホッと安堵のため息をついた。
かつて魔王代理カグラから聞いた、自分が造られた理由。
しかしカグラは魔物のオスがいなくなり、子供を作れなくなったからと言っていたが、その理由が信じられなくなってきていた。
子作りのためでは片付けられない、オレの体に起こる不可思議な現象の数々。

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