モンスターハーレム 191
その瞬間、オレを捕まえようとする牝獣たちの動きが止まった。
当然だ。オレが出しているのは魔物としてのオレの本能。
連中の言葉を借りるなら『人造魔王』の力を解放している状態なのだ。
あっさりやられたザコ程度なら黙らせるに十分な効果を持つ。
牝獣たちが落ち着いたところで、本能を鎮め、再び獲物の物色を始める。
「ん〜・・・これと・・・これ。それとコイツもいいかな〜?」
まるで日用品でも買いに来たかのような気軽さで、スタイルのいい牝獣を3人選ぶ。
そして枷をつけられたままの状態で、幸運な牝獣たちがサルスベリたちの前に並べられた。
その光景に被害の少ないサルスベリやオルゾスだけでなく、レズっていた6人娘までもが呆然とこちらを見ていた。
「ん?どした?ボーッとして」
「あ・・・いえ、その・・・」
「やる気ないんだったら、無理しないでいいぞ?
どうせコイツらを抱くところを見せつけようと思ってたとこだし」
「いぅ、いえ!失礼しましたッ!」
シェーシャ、アガサ・レナスの3人は、弾かれたように再びレズに没頭する。
・・・何か失礼だな。人をバケモノでも見るような目つきしやがって。
ま、いいか。
たまった鬱憤のはけ口はそこら中に転がっているし。
オレは枷に繋がれたままの牝獣たちを抱き寄せ、本能の赴くままにキスをし、その胸を揉む。
「ンッ・・・アッ、」
「ンチュ・・・ふあっ!?」
「あンッ」
突然のことにいささか驚いたようだが、すぐに気を取り直し、牝獣たちはオレをあっさりオレを受け入れる。
一方オレも積極的に舌を絡めてくる女の味と、左右それぞれから伝わってくる異なる胸のもみ心地に、その行為はますます激しくなっていく。
「ひ・・・あぁッ!?やめ、うむッ!?」
「お、お願ッ!やめ、てぇッ!?」
「い、イクゥッ!?イッちゃうよぉッ!?」
かたやオレを受け入れる女たちの嬌声。
かたやオレを受け入れまいと、最後の理性が振り絞る悲鳴。
一刻も早くその火照りを覚ましたいサルスベリは、その声だけで秘裂をかすかに潤ませ、不器用なオルゾスは顔を真っ赤に染め上げる。
オレはすかさずサルスベリに追い打ちを加える。
「どうした、サルスベリ?
ガマンできなかったらいつでも言ってくれていいんだぞ?
『今までひどいことばかりやってすみません。
ですからどうかご慈悲をください』ってな!?」
「ふ、ふざけるな!そんなこと言えるものか!
しかも降伏の内容がひどくなっているではないか!?」
「お!?そうだっけか?ソイツは失礼」
いかにも反省してませんよと言わんばかりの様子で謝ってやる。