モンスターハーレム 190
子種が減ると聞いた3人は、目の色を変えて哀れな生贄たちに襲いかかる。
最初のターゲットは堕ちる寸前まで追い詰められたかつての同胞。
さて、鎖に繋がれた彼女たちはどこまでその性欲を抑えられるかな?
「や、やめろっ!?く、来るなっ!?」
「い、いやあっ!?」
「しょ、正気に返れ、おまえたち!
魔王反対派としての誇りを取り戻せっ!」
真っ先に狙われたテト・リーリ・トルナは怯え、逃れようともがいたり説得を試みたりと、必死の抵抗を試みる。
「ら、ラグっ!き、貴様!何で私たちまでっ!?」
犠牲者たちの横でオルゾスが非難の声を上げる。
まぁ、いきなりサルスベリのとばっちりを食らうとなれば、そりゃ抗議の1つもするわな。
「いや、おまえらオレの命狙ったわけだし。
この辺で1つ、オシオキでもしておこうかと」
「そ、そんなもののついでみたいに・・・!」
なおも噛み付こうとするオルゾスの顎に手を添えると、オレはすぐ間近まで顔を寄せる。
「安心しな。少なくともオレはオマエに連中みたいなキツい事をする気はねえ。
理由はどうあれ、現場を見てキレちまうくらいに妬いてくれたんだしな」
「・・・・・・ッ!!(///)」
オレの言葉にオルゾスの顔はかあ、と一瞬で赤く染まる。
そう。コイツはいわゆるツンデレというヤツなのだ。
自分の気持ちに素直になれず、つい冷たい態度を取るタイプ。
なのに自分を見てもらえないと、やきもちを妬いて暴れだす。
言い方や暴れ方にちょっと問題があるものの、コイツはミミたちと同じように、すでにオレに従属しているのだ。
「素直になったらすぐに解放してやる。
その気になったらいつでも声をかけてくれや?」
「・・・だ、誰が貴様なんぞに・・・!」
うわ。今の視線をそらしながらつぶやく仕草、すっごくかわいい。
くそぅ、こんな状況でなけりゃ、今すぐ襲ってやりたいぜ!
しかし今はガマンだ、ガマン・・・。
こういうときは代わりの女の相手して楽しもう。
オレはオルゾスたちから離れ、オレを求めて止まない牝獣たちの元へと歩いていった。
ガシャガシャガシャッ!
もはや人の言葉を発することなく、激しく歓迎してくれる牝獣たち。
・・・歓迎してくれるのはうれしいけど、ここまで人間やめられるとちょっと引くなー・・・。
とは言え、外見は決して悪くはないわけだし。
つーか、むしろ極上?
1発ブチ込めばすぐにおとなしくなるだろう。
オレは彼女たちの間合いの外から適当な女を2、3人見繕うと、何の気なしに彼女たちに近寄った。
その瞬間、自分の本能を満たそうとする狂気の魔手が群れをなして一斉に襲いかかる。
「・・・ふぅ。」
オレはため息を1つ吐くと、先ほどから胸の奥でずっとくすぶっていたモノを一気に解放させた。
ズオッ・・・!!!!