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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 187


あ、カチーンッと来た。ちょっと頭に来ましたよ!?
あまりの言い草に、オレの中で育ってきた怒りと憎しみの花のつぼみが開く。
・・・決めた。コイツ、お望みどおりに犯してやる。
ただ犯すだけではつまらない。
魔物らしく弱肉強食の法則を徹底的に叩き込んでやる・・・!
だがそのためにはどうする?
オレは罵詈雑言を並べ立てるサルスベリを無視して辺りを見回す。
周囲にいるのはオレの魔法で苦痛と性欲を持て余した魔物ばかり。
・・・と思いきや、オレの視界に見覚えのあるものが飛び込んできた。

「・・・よし」

オレはにやりと笑うと、いきなりサルスベリを抱き寄せ、その身体を抱え上げる。

「キャッ!?な、何をする!?」
「お望み通りに犯してやるんだよ」

これ以上ない屈辱をたっぷりと添えて、な。
そのためにはここで行為に及ぶわけには行かない。
向かうは視界に入ったあの部屋。
反対派の捕虜を閉じ込めておいた、あの牢獄だ!
オレは大きくなっても重さのほとんど変わらないサルスベリを連れ、ついに禁断の扉を開ける。
さあ、楽しみにしていろサルスベリ!
楽しい調教の時間の始まりだ!
喜び勇んで部屋に足を踏み入れると。

ガシャガシャガシャッ!!

「お、男!おどごぉ〜ッ!!」
「うおっ!おうおぉおおっ!!」
「がああっ!!」

出迎えてくれたのは鎖に繋がれた女と言う名の獣たち。
サルスベリに聞くまでもなく、ラグには彼女たちが何なのかすぐにわかった。
ここにいるのはさっきの戦いで重傷を負い、助かった者たち。
傷だけ治され、持て余した本能に突き動かされる獣の収容所だ。
いきなり出迎えてくれたものだから、少々驚いたが、オレは思わず不敵な笑みを浮かべた。
おもしろい。
サルスベリを調教するにはこれ以上ふさわしいところはないだろう。
・・・そう言や、『アイツら』もまだここにいるんだろうか?
オレは鎖に繋がれた獣たちをかいくぐりながら歩く。
しばらく歩くと、吠えたり暴れたりする獣たちの中で、やけにおとなしく静かな一画が目に入った。
そこに歩いていくと・・・。

「あ・・・♪」
「ラグさまぁ・・・♪」
「うれしい・・・!またここに来てくださったんですかぁ・・・?」

そこには以前の戦闘で捕まえた、反対派の6人の捕虜がいた。
オレの昂ぶった性欲の捌け口として扱われた彼女たちの何人かは、すっかりオレ色に染められ、以前とは別人のように歓迎する。

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