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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 173

ち、ちくしょう・・・!
この痛みさえなければ『ケガ人はもっと丁重に扱え』とか言ってブン殴ってやるところなのにっ!
・・・しかしサルスベリか。
薬を飲んでからテスとHするまでの記憶が飛んでいたから、無事なのか少し不安だったが、どうやら無事みたいだな。
暴走時にサルスベリの身体をいじくり、アスタナビュートの処女を奪ったことを棚に上げ、オレは安堵のため息をつく。
せめて覚えていたのなら。
あの後、あれほどツラい目にあうこともなかっただろうに。
そしてオレの知らぬところで運命の幕が人知れず上がる。
白衣姿のサルスベリがアスタナビュートも連れず、1人オレの元にやってきたのだ。

「元気そうだな、モルモット!
 こっちは貴様のせいでいろいろ大変だというのになぁ!」
「・・・・・・?」

怒り心頭のご様子のサルスベリ。
しかし今の彼女の姿を知らないオレは、相手が誰だかわからない。
そしてその態度が彼女の怒りに油を注ぐ。

「何をマヌケな顔をして・・・!
 ・・・チッ、そうか、暴走していたときの記憶をなくしているのか」

暴走?記憶をなくす?一体何のことだ?
会ったこともない女に、いきなりわけのわからぬ単語を並べられ、いよいよオレの混乱はピークに達する。
何だ何だ?この女はいったい何を言っているんだ?
そもそもなんでコイツはこんなにもオレになれなれしい・・・というか上からモノを言っているんだ?

「フン、わからないことばかりで混乱しているのか?
 だったら教えてやる」

謎の女(サルスベリ)はそう言うと、いきなりオレの襟をつかみ、顔のすぐそばまで引き寄せる。
や、やめやめっ!?か、身体がっ!
ピキピキイヤな音を立てて、ああぁっ!?

「私はサルスベリだ」

その瞬間、オレは驚愕のあまり痛みも忘れた。
・・・は?サルスベリ?だってサルスベリってもっとちっちゃい・・・。

「覚えていないか?
 薬を飲んで暴走したオマエは、近くにいた私とアスタナビュートたちメイドゴーレムに変な魔法をかけた。
 私はオマエのエサとして生まれ変わった、第1号だよ」

ちょ、ちょっと待て!オマエがサルスベリで、オレがオマエをそんなにしただと!?
動揺するオレを無視してサルスベリの告白はまだまだ続く。

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