モンスターハーレム 159
くそっ!自分の弱さをここまで憎らしく思ったのは生まれて初めてだ!」
(・・・快感漬けにされていたのはどうでもいいんですね)
ミミは違うところで怒るサルスベリに、呆れを通り越して半ば感心しながら歩を進める。
「で、でもホントにこの先にラグ様たちがいるんですか?」
「間違いない。復活した発情モンスターたちはみな同じ方向に進んでいる。
この先にはオス・・・つまりラグがいるはずだ」
サルスベリの言うことを実証するかのように、まもなく生と死の入り混じった不気味な景色に変化が現れた。
そこは通路一面に生えた石の槍でできた林。
奥に行けば行くほど石の林は密集しており、進めなくなった発情モンスターたちが、怨嗟の声を上げながら石の槍を引っかいていた。
「なっ・・・何ですか、コレ!?」
「わからん。だがこの先にモルモットがいる以上、先に進むしかない!
アスタナビュート!先行したオルゾスたちの居場所を調べろ!
ミミ!オマエはこの石の壁を破壊しろ!」
「ふえっ!?わ、私がですかぁッ!?」
「人造の魔王の精を一番多く浴びてきたオマエだ、肉体もかなり強化されているはずだ!
それにオマエ以外の誰ができると言うんだ!?」
確かにサルスベリの言うとおり。
サルスベリとアスタナビュートはオレのせいでボロボロだし、発情している魔物たちも似たような状況だ。
ミミしか使えそうなのがいないのである。
「で、でもでもぉッ!?」
「うるさいっ!さっさとやれッ!でないとその耳引き千切ってウサギ鍋にぶち込むぞッ!?」
「そ、そんなぁ〜!?」
こうしてミミは泣く泣く道の開拓に着手することになった。
それが後に彼女の素質を開花させることになるとは、この時まだ誰も予想だにしていなかった。
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「んッ、んッ、んんッ・・・!」
そして再び舞台はオレとテスとの睦言に戻る。
ただ今オレは、テスの身体をいじり回ってる真っ最中だった。
「あっ、ああッ・・・!出るッ・・・!お兄ちゃん、母乳がまた出るッ!?
だ、ダメだッ!?止まらない・・・ッ!?
イクッ!ま、またイッてぇっ・・・!?」
テスはそう言うと、母乳と潮をしぶかせながら、数えるのもバカらしくなった絶頂を再び極めた。
それも前戯の段階で。
オレが本番をガマンして、コイツの身体をいじっているのはこのせいだ。
そのきっかけになったのは、最初にキスをした時だ。
それだけでテスはいきなり絶頂に達した。
始めはイキやすい体質なのかと思ったが、性感帯ならまだしも、肩や手をつかまれたくらいでイッてしまうのは異常すぎた。
不安を感じたオレは、いろいろ彼女の身体をいじってみると、とんでもないことが判明した。
彼女は全身性感帯の母乳・潮吹き体質になってしまっていたのだ。
触られるたびに絶頂に達し、母乳を吹き、潮を吹く。