モンスターハーレム 150
それに気づいたミミがあわててサルスベリに駆け寄り、介抱する。
サルスベリは朦朧とする意識を奮い立たせながら事態の把握を図る。
「す・・・すまん。ここは一体・・・?」
「ここはサルスベリ様の研究室の一室です。
あなたたちはこの部屋でこの部屋で倒れていたんです。
それより一体何があったんですか?
ものすごい音がしたかと思えば、ラグ様が別人のようになっちゃって、私たちが来るなり、いきなり壁の向こうで戦い始めて・・・」
「ラグ・・・別人・・・戦い・・・?・・・あっ!?」
ミミに矢継ぎ早に事態を把握するヒントが与えられ、サルスベリの脳が一気に活性化した。
(そうだ・・・!私はアイツの力を目覚めさせようとして、暴走させてしまったんだ!
そしてアイツは私の身体を弄繰り回し、そして・・・!)
そして不覚にも気絶したところまで思い出したサルスベリは、あわててミミの襟首をつかんで怒鳴り散らす。
「おい!あのモルモットはどこに行った!?」
「も、もるもっとぉっ!?」
「そうだ!貴様らがラグとか言っているあの人造生命体だ!
早くアイツの暴走を止め・・・にやっ!?」
興奮したサルスベリが早くミミに居所を吐かせようとした瞬間、腰に甘い痺れが走り、胸から熱い何かが流れ出ていくのを感じた。
途端に身体に力が入らなくなり、空気の抜けた風船のようにミミに倒れこむ。
「な、何です!?一体どうしたんですっ!?」
「なっ、何・・・だ?これは?」
混乱するミミとサルスベリ。
まぁ、サルスベリが混乱しても仕方ないだろう。
研究一筋で性など何も知らない無垢な身体を、ラグの手によってムリヤリ目覚めさせられてしまったのだから。
生まれて初めて味わう女としての快感に、サルスベリはとまどい、どうしていいのかわからなくなっていた。
性の快感と縁遠い生活を送ってきたサルスベリは、女としての快感に動揺し、とっさに自分の護衛を呼んだ。
「あっ・・・アスタナビュート!どこにいる!?
状況の説明をっ!」
「は・・・い。ご主人様・・・」
主人の呼び立てに、忠実なメイドゴーレムは目覚め、快感で今にも崩れそうな身体に鞭打ちながら地面をはいずってくる。
しかし秘裂からは愛液をしとどに濡らし、乳首からは母乳、口からはよだれを垂らしているせいで、普段のりりしさなど欠片も見えない。