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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 137


「くそっ!どけっ!ザコどもっ!」
「・・・・・・!」

オルゾスと剣とサルモネラの斧が行く手を阻む敵を切り裂く。
しかしラグの精液を浴びて強化されているものの、多勢に無勢で思うように進めない。

「お二方!こちらに!私も神聖呪文なら扱える!」

そんな中、近くにいた狭霧が2人に救いの手を差し伸べる。
2人は天の助けとばかりに合流し、魔法に集中する狭霧をカバーする。
素手で戦うオリオールは何とかラムレーネ&ナナリと合流を果たし、残りはアンジェラとリザの2人となる。
しかしその2人ともナナリ・狭霧の両名から遠く離れたところにいる。
狭霧たちも近づきたいところだが、2人とも移動式の結界なんて張る実力はない。
自力でこちらに来てもらうしかなかった。

「くっ!?」
「ジャマだーっ!」

必死で敵をなぎ払いながら進むリザとアンジェラ。
しかし戦いとは非情なもの。
ついに間に合わなかった2人に、ラグの放った魔法がすぐそばまで近づいてきていた。

「グオオォォオ・・・ッ!」
「ぐわっ!?」

次々と上がる犠牲者たちの声。そしてついにオレの放った魔法が仲間であったものたちに襲いかかった。

「ぐっ!」
「・・・ッ!」
「きゃあぁっ!?」
「・・・ッ!?」

それは身体強化呪文であるにもかかわらず、ものすごい重圧だった。
結界を張っていたナナリと狭霧からはうめき声が上がり、間に合わなかったリザとアンジェラからは悲鳴が上がる。
魔法は風のように通り過ぎ、あたりには身体を変形させて悶え苦しむ魔物と兵士で埋め尽くされた。

「リザッ、アンジェラッ!!」
「ううっ・・・!」
「ああっ!?」

魔法の脅威から逃れたオルゾスたちが結界を解除して2人を介抱する。
しかし周囲で悶える魔物たちと違い、彼女らに外見の変化は見られない。
ただ、痛い痛いと悶えているだけである。

「いだっ・・・!?あいだだだっ!?痛いッ!?
 ぜ、全身が筋肉痛になったみたいに痛いッ!?」
「ちょっ、サルモネラ、触らな・・・!
 アダ、アダダダダ・・・ッ!?」

激痛に悶えるリザとアンジェラ。
突然の事態に、仲間たちはどうしていいのかわからない。
だが、事態はそれで留まらない。

「あ、あ〜・・・」
「オトコ・・・若クテ強イ・・・!おすノ・・・ニオイ・・・!」

激痛に悶えていた周囲の魔物たちが人間に戻り、まるで何かに導かれるように移動をし始めたのだ!
しかし肉が弾けるほどのダメージのせいか、その動きは緩慢で、はいずったり転んだりしながら前進していく。
その目にはオルゾスたちのことなど、まるで入っていない。
そしてその変化はリザとアンジェラにも表れ始めた。

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