モンスターハーレム 131
オレは更なる魔力を食らうべく、アスタナビュートの胸から口を離し、秘裂に自らの肉槍の標準を合わせた。
何をされるか察した彼女は、必死になって抵抗する。
「くっ!はっ、離せ!私の全てはサルスベリ様のモノ!
貴様にくれてやるものなど細胞1つとてない!」
ふん。見上げた忠義だ。ゴーレムにしておくのが惜しいくらいだな。
だが貴様は1つ勘違いをしている。
今の貴様はゴーレムでもなければサルスベリの所有物でもない。
オレに魔力を与えるための・・・肉の塊だ。
その瞬間、無慈悲な一撃がアスタナビュートの全身を貫いた。
「あ・・・あ・・・あ・・・っ」
主のために守り続けた純潔を奪われ、アスタナビュートが絶望の声を漏らす。
その顔に満足げな笑みを浮かべるオレの身体に先ほどとは比較にならない魔力が流れ込んでくる。
オレは更なる魔力を求め、シッポや髪の毛の束を他のメイドゴーレムたちの秘裂に次々と突っ込んでいく。
「ひぎっ!?」
「おおあぁぁっ!?」
「いいやあああぁぁぁっ!!」
メイドゴーレムたちの悲鳴をBGMに、オレの身体が変化を始める。
回収した豊潤な魔力が、オレの身体をさらに変化させようとしているのだ。
考えれば当然の話だ。なぜならオレは人造の魔王。
人間との戦いで散っていった歴戦の強者たちの集合体。
禁忌の者とまで呼ばれる存在の正体が獣人なんて単純すぎる。
「ふはっ・・・はははははははは・・・ハッ!?」
しかし。歓喜に震えるオレの身体が、さらなる変化を遂げようとしたその時、信じられないほどの激痛が走った。
「グッ・・・ガッ!?」
ものすごい力がオレの身体を押し潰そうとする。
狂いそうなほどの痛みに、懸命に抵抗するものの、押し潰す力はますます増すばかり。
押し潰されていく中、オレは理解した。
これは人化の法とかいう呪いの力だ。
膨れ上がっていく力に反応した呪いが、初めてその牙をオレに向けたのだ。
初めて襲いかかった呪いの力の前に、オレは人の身体にムリヤリ戻されていった。
触手状態だった髪の毛やシッポは縮み、長い爪は短くなっていく。
大きかった身体は小さくなり、全身を覆う体毛は残らず抜け落ちる。
「ウガアァァァァッ!?」
そして狼のような顔が人のそれに戻ったとき・・・。
以前とは違う姿のオレが、いた。
全身が日焼けでもしたかのような小麦色の肌となり、尻からは犬のようなシッポがたれている。
身体は以前より筋肉質となり、野性味に満ち溢れた姿と化していた。
「く、そぉぉぉ・・・ッ!」