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淫魔界にようこそ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔界にようこそ 36

「レイナも味わったら分かると思うけど。すごいですよ、旦那様の精は。美味しいなんて言葉じゃないです。もう出されるだけで絶頂。注がれるだけで歓喜。人間の精で淫魔が孕む確率なんて数万分の一のはずなのに、一発で妊娠するかもと本気で思ってしまうぐらい―――本当にスゴいんです」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

レイナの視線は冷たいままだが付き合いの長い白那は内側で必死に欲情を収めようと我慢しているのがわかる。あと一押し。そうなればレイナの我慢は切れる。そうなったらこの精の虜だ。

「うふふっ、レイナは欲しくないの? それなら餓えた淫獣達にあげた方がいいかしら。勿論私がちゃんと見守るから危険はないでしょうし……」
「ぐっ」

淫獣というのは淫魔と魔獣との中間のような存在で性格は淫ら。淫魔のように情欲というものが存在せず、ただ発情期の獣のような本能を持って獲物を嬲る。森の中から覗き込む淫獣達の視線にレイナのプライドが揺らぐ。

「あ、あの・・・・白那さん?」

今の展開に右往左往している雄介の耳元で白那の唇が舌を出して淫靡に囁きかける。

「旦那様。レイナとしたくないですか?」
「し、したいって・・・・何を?」

殆ど予想しているのにも関わらず白那に尋ねてしまった雄介に彼女は清楚な笑みで優しく微笑む。豊満な乳房が柔らかに抱きしめ、雄介の耳を淫魔の欲情させる魔性の唾液がついた舌が舐める。

「餌付け」
「は?」

想像の斜め上の答えに雄介は呆ける。しかしすぐさま白那の純白の和服の裾から伸びる指先がズボンのチャックを開き肉棒を取り出そうとするのには戸惑った。

「ちょ、あぅっ」
「うふふっ、もうあんなに交わった中じゃないですか。手淫ぐらいなんです」
「お、オヤジくさいって・・・・・それは・・・・くぅっ、・・・・き、気持ちよすぎ・・・・」

白那の指先は、ほどよく冷たく肉棒の熱さを蕩かすような快楽が走る。
思わず快楽に顔を歪める雄介を楽しそうに見ながら、白那はレイナを誘惑する。関わりたくないですか、一緒に搾り尽くしたくないですか、と淫魔の本能に囁きかける。

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