淫魔界にようこそ 37
しかし、レイナより我慢の限界に来たのは回りに潜んでいた淫獣達だった。白那という強大な力を持つ淫魔がいるというのに雄介に襲いかかる。絡み付こうとしたワームを白那は容易に素手で掴み取った。
「貴方達は少し待ちなさい」
白那の手から白煙が上がると共にその姿が一瞬で凍結して砕け散る。古の雪女の血統である彼女は自らの淫気を冷気へと変えることが出来る。勿論、雄介の精を浴びたばかりだと力も桁違いだ。そして白那は逆の手で未だに雄介の肉棒をしごくことを辞めない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」
雄介は顔を真っ赤にして唇を噛み締めて快楽に耐えているが、そんなのは白那がわざと耐えるように調整しているだけ。食材を調理するように雄介の身悶える姿をレイナに魅せてつけている。
徐々にフラフラとレイナが夢遊病患者のように近づいてくる。淫魔としての本能が、彼女の意志や知性を凌駕し始めてるのだ。そして顔立ちも凛々しい女戦士から徐々に男を貪り、犯す淫蕩な淫魔への変わりつつある。
「ほら、レイナ。美味しそうでしょ? スゴい匂いを漂わせてギチギチに勃起して――今にも射精しようとしてる」
「・・・・・・・・・・あ、ああ」
呟いたのはレイナではなく雄介のほうだ。
レイナのあまりの妖艶さにゾクゾクと背筋が震え上がる。その頭を乳房で挟みながら白那は雄介に囁く。
「しゃぶられたら一瞬ですからね♪ 失神するならまだしも気が狂わないように気をつけてください」
「・・・・・あ、あああ、ああああああっ」
これから行われる快楽の恐怖に青褪める雄介の肉棒へとレイナは唇を近づけ・・・・・・
じゅるっ!!