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住み着いた奴は…
官能リレー小説 - ファンタジー系

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住み着いた奴は… 3

「なるほど、そういう経緯があったのか」
俺はルーガンの話を聞き終えた後、思わずそう口にしていた。
「同情なぞいらんぞ。もうこの体にも慣れたわい!」
ルーガンは俺に向かって吠えるように言った。
もう吹っ切れたということなのだろうか。
「それよりもだ!我は貴様に興味を持っていたのだ」
ルーガンは俺の目を真っ直ぐ見つめて言った。
「俺に?」
俺は首を傾げる。一体どういう意味なのだろうか?
「うむ、そうだ!我は決めたぞ!貴様を我が配下に加えよう!」
ルーガンの爆弾発言に俺は耳を疑った。
「いきなり何を言っているんだお前は…」
俺は呆れた声で言う。ルーガンはそんな俺の反応などお構いなしに言葉を続ける。
「悪いようにはせんぞ?」
「悪いようにはせんと言われてもな…」
俺が困惑していると、ルーガンが距離を詰めて来る。そして、俺の腰に手をまわしたかと思うと、そのまま引き寄せられてしまった。
ルーガンは元は人間だ、しかし、今は違う。魔物だ。もはや人間の常識など通用しないのかもしれない…そう思うと俺は抵抗できなかった。
そして、そのまま唇を重ねられてしまった。
数秒後、唇が離れる。俺は呆然としながらルーガンの顔を見上げることしかできなかった。
「な、何を…」
俺は動揺しながら言う。すると、ルーガンはニヤリと笑った後、再び唇を重ねてきた。今度は舌を入れられて口内を蹂躙されてしまう。


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