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井戸の怪異
官能リレー小説 - ファンタジー系

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井戸の怪異 19

「うん。デビーさんの事が、好きだったから」
そして、こうも思う。
(それに、こうしてデビーさんを慰めてあげられるのが、嬉しい…)
「悪いが、一気に行くぞ。そのほうが痛みが少ないと思う」
「わかったっス」
ググっと一気に、デビーは腰を押し込んだ。
「ああっ!!」
強い締め付けの中で、何かがぷつりと切れるような感じがして、そのまま最奥まで突き当たる。
「大丈夫か?」
「痛いけど…でも、大したこと無いのはデビーさんが相手だからかな」
デビーは、ルーチェがこれほど想っていてくれた事、この辛いときに支えようとしていてくれることが嬉しくて嬉しくて、繋がったまま彼女を抱きしめる。
優しさと愛情が伝わってきて、お互いに心が温かくなる。
「そろそろ、大丈夫。動いて欲しい」
「ああ」
気遣うような、だがしっかりとしたストロークでデビーは腰を前後させる。
彼の下で突かれるたび、ルーチェの大きな胸がデビーの体と挟まれて柔らかく返し、デビーをさらに滾らせる。
「ああ、デビーさん、デビーさん!」
「ルーチェ!ルーチェ!」
愛しさと、言葉にできない衝動に突き動かされ、デビーは激しく腰を振る。
嬌声に交じり、ずっちゅ、ずっちゅと、淫らな水音が部屋の中に流れる。
「ルーチェ、俺もう…」
「あ、はぁ、アン……あたしも…」
射精しそうになったデビーが思わず口にすると、そのままルーチェが両足で彼の胴をホールドしてきた。
「好き!大好き!だから!あっ!」
「ううっ!!」
全身を貫くような快感とともに、デビーの肉棒が、弾けるように射精する。
ルーチェの中が、求めていた白い愛情で染められて、彼女を絶頂に押し上げ、幸福感が包み込んで。
デビーも、昼間の惨劇を忘れさせるような彼女の愛情に、嬉しさと幸福感で満たされていく。
びくり、びくりと精子を吐き出すたびに、悪いものが吸い出されて浄化されていくような、そんな清々しい幸せを感じていた。



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