PiPi's World 投稿小説

よくわからない依頼
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

よくわからない依頼 1

エツィオはある依頼を受けてこの町に来た

しかしながらエツィオが知っているのは今回の依頼が非合法な依頼である事だけだった

三日前にギルドの酒場で長から直々に依頼された時に言われた事は
「詳しい事は現地に行って直接依頼主に聞いてくれ」だそうだ

面倒臭い依頼を押し付けられたと悔やんでいたエツィオではあったがろくな仕事も無く金に困っていたところに舞い込んだ依頼は金額も悪く無かった為思わず飛び付いてしまったのだった
エツィオは寂れた町を歩き、待ち合わせ場所の大木に向かう。
木の下には髭面の大男が立っていた。彼が依頼主らしい。
キョロキョロしていた大男はエツィオを見て、やたらと嬉しそうな顔をした。
そんなに困っていたのだろうか?
大男はどうやらダンジョン探索の助手を探していたらしい。とりあえずはその男に言われるがままに目的地に向かって歩く。
そんなことをわざわざ非合法に依頼してくる辺り何かあるのは確実だ。一時的な仲間が欲しいのならそれを募集する様々な方法があるはずなのに…。
エツィオは歩きながら話す。
「なんでこんな非合法なことを?普通に仲間を募集すればいいのに」
「それは聞かない約束だろう」
そういうと大男はエツィオの腰に手を回し体を寄せた。
「金ならいくらでも出すからさ…、このままダンジョンに向かってくれよ」
その男が言うダンジョンとやらは塔のようだった。曲がりくねった角のような外観をしており、なぜか全体がぼやけていた。
「これは魔法によるカモフラージュか?遠くからこの塔が見えなかったが…」
エツィオが質問をした。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す