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魔法使いカインの奇妙な冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔法使いカインの奇妙な冒険 6

「はぁ……分かりました」
「とりあえず彼等の着衣を全て剥いでおこうか」
「全部脱がせるんですか?」
「そう言う君も素っ裸じゃないか」「え!?あ!!忘れていました!!」
慌てて下半身を隠す。
すると王子はクスッと笑った。
「今更隠さなくても良いじゃない。もうずっと見てるんだし…」
「いえそういう訳にはいきません!殿方にこのような姿を見られるなんて恥ずかしすぎます!」
「分かった分かった。じゃあ僕も同じように裸になってやろう。これなら文句無いだろう」
そう言うとアロスラ王子は服を脱ぎ始めた。カインは思わず赤面する。
王子様ともなるとやはり綺麗な体つきをしているものだ。均整が取れていて無駄な脂肪など全くついていない。まるで彫刻のような美しい肉体美であった。

「これで問題ないだろう?」
「はい…」
「じゃあ早速山賊達を脱がそうか。脱がした服は処分してしまおう」「了解しました」
二人は、まずは一番近くに倒れている山賊の粗末なぼろきれに手をつける。王子は器用に布地を引き裂いて山賊の衣服を剥ぎ取るとそれをカインに手渡した。
その山賊は未だに意識を取り戻しておらず、全裸になっても特に抵抗するような気配は無かった。ただ時折小さくうめきながら反り返ったペニスをビクンビクンと痙攣させているだけだった。
他の山賊も同様に裸にしていく。そして全ての衣服を回収した後で王子はその山賊達の衣服を燃やしてしまった。
山賊達は皆一様に下半身が精液まみれで、ペニスが力強く天を向いていた。
「彼等はどうしますか?」
「彼等は君の秘めた能力を発現させるきっかけでもあり、またその被害者でもある。ここは僕に任せてくれないか?」
「え?どういうことですか?」
「僕の能力で彼等の記憶を操作してあげるよ。もちろん悪いようにはしないさ。まあちょっとした催眠術みたいなものだよ。暗示をかけて一時的に記憶を改竄させてもらうだけだから心配はいらない。ただし効果は永続的なものでは無いからいずれ思い出すこともあるかも知れないけど…」
「そんなことが出来るんですか?」
「うん、僕はこう見えても王子だからね。それくらいの事は出来るんだよ」
「まあね…よし、じゃあやるか」
王子は目を閉じて何やら呪文のようなものを唱え始める。
すると気絶していた山賊達が一斉に起き上がり始めた。
カインは思わず身構える。だが彼等に襲いかかるような様子は無く、そのまま直立不動の姿勢を取ったまま動かなくなった。
「記憶操作は終わったよ。上手くいったようだね」
王子は満足げに微笑んだ。
「え?本当に?」
カインは恐る恐る山賊達に近づいてみる。
彼等は何の反応も示さなかった。
「本当みたいですね…」
「今彼等は記憶を整理している最中なんだ。しばらくしたら正気に戻るよ」
「そうなんですか」
「ところで君はなんでこんな所に居たんだい?」
「ああ、それがですね。仲間と離ればなれになってしまって、探していたところを彼等に襲われたんです」

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