PiPi's World 投稿小説

魔法使いカインの奇妙な冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 1
 3
の最後へ

魔法使いカインの奇妙な冒険 3

一瞬にして下半身の装備が溶けてしまう。
だが、どういうわけかエルフの男達がされたような激しい搾り取りは始まらない。
拍子抜けしてしまうがピンチで恥ずかしい状況であるのは変わらない。
どうにか股間を隠すか逃げるかしようとする。
カインは装備の一部で股間を隠しながら聞く。この頃にはカインの下半身の装備は無くなっていた。
エルフの娘の話によると王様が何者かに連れ去られたらしく、ごたついているらしい。
目的は不明、連れ去った相手もわからないのだが洞窟前に王冠やマントが落ちていたのでとにかくその洞窟の中に居るらしい。
「なんでそこまでわかっているのに誰も入らないんだ?」
そんな危ないところに連れ去るとは敵は外部の人間だろうか。知っていたらまず行かない。
もしかしたら双方生きていないかも知れない。
「とりあえず溶けた装備をどうにかしてから様子だけ見てみるよ。入り口の辺りで引き返せば危険もないだろう」
正直なところ、カインは王様を助けた時に貰えるであろう報酬に目が眩んでいた。なので積極的に自分が見に行く方向に話を進めていく。
カインはまずは下半身の装備を調達しようとした。エルフの男達の予備の着替えぐらいならある筈である。
落ちていたマントや王冠は既に回収されていた。
現状維持のために置いたままにしているかと思ったが、流石に王冠を野ざらしにするわけには行かないようだ。
なんとなく道端を観察しては見たが何も落ちてはいないようだった。
護衛の一人であるエルフの男はどことなくそわそわしていた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す