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Absorption
官能リレー小説 - ファンタジー系

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Absorption 5

「だが、命にかかわるほどのものじゃないんだ、夜ほどの力を発揮できない、普通の人間でいえば虚弱体質のようになるだけさ、まあその状態では並の人間にも力負けしてしまうがね・・・」
そう言って笑う理事長。
「あの・・・私を連れてきたのって・・・やっぱり・・・血を吸うため・・・なんですか?」
震え声で恐る恐る訪ねる美雪。
「そんなことはしない、と言えばそれは嘘になる」
理事長は美雪の頬に手を添えた。
「だが、安心したまえ、よく言われているように血を吸われたものも化け物になるかと言ったらそれは違う、吸血鬼が自分の意思で血を分け与えたものが新たな吸血鬼になるだけだ」
「私は君を血吸いの化け物にする気など毛頭ないんだ、ただ一つ命を繋ぐために協力してほしいだけだよ」
「協力?」
「そう、ただの協力だ」
そう言って美雪の下腹部に手を添える。
「実は、吸血鬼の命を繋ぐものは血に限らないのだ、汗等の体液も立派な糧となる、なにせ人の体を構成するものの一つだからな」
ネグリジェをそっとめくり上げると、上品なショーツが姿を現した。
「ひい!」
「そして処女の愛液は特に長期にわたる延命効果をもたらしてくれるのだ」
「あ・・・あい・・・」
その言葉を聞いた瞬間、顔を真っ赤にする美雪。
「とても綺麗だ、まだ誰に穢されてない・・・」
薄い布越しに美雪の下腹部に指を這わす理事長。
美雪は吸血鬼は処女を見分ける力もあることを思い出し、がたがたと震える。
「怖がらなくていい、と言いたいのだが、さすがに本物の吸血鬼を前にしてそうはいかないだろうな」
薄い布越しに、美雪の敏感な部分に触れる。
「んん!(ビクっ)」
「だが決して悪いようにはしない、君にもそれなりに報いてあげるつもりだ、だから身を任せてくれ」
そう言って微笑みかける理事長。その顔を見た瞬間、美雪は一瞬、恐怖とは異なる別の感情が、自身の奥底からわいたような気がした。
「(何?この感じは・・・まさか・・・そんなこと!)」
今の理事長が美青年の姿になっているとはいえ吸血鬼だ。いくら何でもそんな感情は抱くはずがないと、心の中で言い聞かせる。

理事長は彼女を強引に押し倒すと、無理やりショーツを脱がせてクンニを始める。
見た目に反して老獪な舌さばきにたちまち滴らせるが、猛烈な拒絶感とその横柄さに加えて『コイツはキモい』と思い続けることで絶頂はおろか翻弄されることもなかった。
「酸味が強すぎる。ストレス過多か」
「当たり前じゃないですか、学校とか都合のいいこと言って、女の子をエサや生贄にしてのうのうと生きて・・・何が延命ですか!人として間違ってます」
「なぜだ!私は権力もあって美しく、聡明で腕っ節も強い…人よりもはるかに偉大な存在だ」
「何が偉大ですか!ヒトラーやスターリンと何が違うんですか」
「ぬぅ、言わせておけば・・・貴様も吸血鬼にして生涯下僕としてもよいのだぞ」
「処女膜なんか自分で破れるし、死ぬことだってできます。集団自殺ってのもいいですね」
「何が…目的だ」
「私達は人間です、強欲な吸血鬼なんかと違うんです。それに・・・DQNでもないから、必要以上に厳しくされるいわれもありません。ミッション系でも、強制は嫌です。許しや救いってのも嘘じゃないですか、バチカンに手紙出しますよ」
「反逆だぞ!」
「よい協力関係を築くための条件闘争です。普通の女の子に牙なんかありません。だから、慎重なんです。今より自由にしてくれたら、汗でも愛液でも好きなだけ舐めさせてあげます」
「本当か!」
「はい、私だけでなく…寮のみんなで毎日、交代交代で。それと、容貌を自由に変えれるって言いましたよね。私達の好みの姿になってくれたら、処女だってあげたっていいですよ」
「素晴らしい提案だ、まさに共生…」
美雪は恥辱と従属の日々が決まるかとの瀬戸際で、とっさに機知を効かせて理事長から破格の条件を引き出し、取引成立の証として脚にキスをさせた。
しかし、理事長は足フェチでもあったので隅々まで舐めて再び美雪を不快にさせるが、彼女はなんとか堪える。

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