Absorption 18
就職してから親の束縛がなくなったため、彼女も新たな場所で彼氏を作っていたのだ。
「よく来てくれたね〜、どうしたの?」
嬉しそうに目の前に経っている彼氏に尋ねるが、どうも様子がおかしい。やけに顔色が悪いようだ。
「耕ちゃん?ねえ、どうし・・・」
触れようとした瞬間、彼氏はそのまま前のめりに倒れこんだ。
「!!!」
大好きな彼氏の背中には、太いナイフが突き立てられていたのだ。
香織は悲鳴を上げようとした、だが・・・
「・・・!!〜!!〜!!」
いつの間にか横から現れた二人の『ニンジャ』にキレのような口をふさがれてしまう。
しばらくもがいていた香織だがやがて気を失った。
「任務完了」
ニンジャは女性の声でそういうと、香織を抱えてその場を去って行った。
「・・・島君・・・君島君!!」
誰かが呼びかけている。
「ん・・・・」
うっすらと目を開けると、そこは薄暗い地下室のような場所だった。
「ここ・・・は・・・」
起き上がろうとするが、手足を鎖でつながれ動くことができない。
「な!!!」
「起きたようだね、君島君」
目の前には二人の若い青年が、にやにやしながら自分を見ていた。
「!!あ、あなたたちは誰ですか!?私なんでこんなところに!?」
「私は私だ、理事長だよ」
「・・・へえ!?」
馬鹿げた冗談だと思った香織。よく見ると確かに目の前の青年は理事長の面影を残している。だがかといって本人だと信じられるだろうか。大方ただの子か親戚に違いない。だが、どちらにせよ身内がこんなことをするようでは理事長の理事長生命はお仕舞だろう。
「簡単には信じられんだろうな、ほれ!!」
次の瞬間、青年の顔がみるみる更けていく、そして次に現れたのは理事長その人の顔だった。
「そんな・・・ありえない・・・」
「だが、現実だよ、君島くん」
再び美青年の顔に戻る理事長。
「理事長、貴方は一体!?」
「私は吸血鬼だよ、そしてこちらのヴラド公もな」
「初めまして、Ms.カオリ」
そう言って礼をするヴラド。
「ヴラド公、まさか・・・」
「そう、そのまさか、あのドラキュラのモデルにもなった・・・」
長くなるので省略
「そんな、吸血鬼がこの世に実在してたなんて!」
震える香織。
「理事長、ヴラド様、命令通り彼女は捕らえましたが、一つ懸念事項が・・・」
困ったような顔で、しもべのシスターの一人が理事長に言った
「言ってみろ」
「彼女は最近男と付き合い始めていたようです、つまり・・・」
「処女ではないと?」
「その可能性も・・・」
理事長はパンティしか付けていない香織の股間を見る。
「(いいや、彼女はまだ肉体関係を持っていない、だが危なかったようだな?)」
吸血鬼特有の処女(童貞)判別機能がここでも役に立つ。
「(だが、ここでそれを口にするのも面白くないな、どうだろう?ヴラド」
「(無論だ、キシダ)」
口を使わず思念のみで会話する二人。
理事長は拘束された香織の近くにくる。
「処女でないかどうか、ここで確認してみようではないか?ヴラド」
そう言って香織の着ているワイシャツの裾をめくり、パンティ越しの下腹部に手を当てた。
「賛成だ!」
「ちょ・・・何をする気・・・」
次の瞬間、理事長はパンティ越しに香織の股間を摘まみ、そのまま揉み始めた。
「ひゃあああ!!やん!!あ、あ、あ、あ!!」
「調べる前に十分濡らしておかんとなあ!!」
笑いながら、親指を割れ目に押し当てグニグニと敏感な部分を押す。
「ひゃあん!!やめてえええ!!」
子供の用に泣き叫ぶ香織。