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Absorption
官能リレー小説 - ファンタジー系

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Absorption 16

やがて、二人同時に目を覚ました。
「・・・あれ?どうして昼寝なんか・・・」
「美雪?あなたも?」
向き合って不思議な顔をする二人の少女だったが・・・
「ねえ恵梨香・・・」
恥ずかしそうに美雪が恵梨香に言う。
「何?」
「その・・・言いづらいんだけど、貴方はパンツ…変じゃない?」
そう言ってスカート越しに股間を摩る。
「そういえば・・・なんか冷たいような・・・」
思い切って二人同時にスカートをめくり上げ確認する。
「!」
「!」
二人同時に唖然とする。
二人ともパンティの股間部分がすっかり濡れきっていたのだ。
「嘘・・・やだ・・・」
「これ・・・どうして!?」
恵梨香と美雪はお互いの首を見る。そして小さな牙の跡を見つけた。
「ちょっと、なにこれ!?完全に血を吸われてるじゃない!?(理事長・・・あの変態吸血鬼ぃ!!)」
理事長への怒りを燃やす美雪。一方の恵梨香は首を押さえてがくがくと震え始める。
「それじゃ、あたし達、吸血鬼になっちゃうの!?」
「い・・・いえ、それはないわ・・・」
以前も理事長本人から言われたように、美雪は噛まれたからと言って吸血鬼にならないことは既に知識として持っていた。それでもあの変態吸血鬼ら(あの時は若いころの姿とはいえ)に自分たちの躰を弄ばれたことに対して屈辱を感じないわけにはいかなかった。

もっといえば、吸血されているとき少しでも『気持ちいい』と感じた自分自身が許せなかった。
「変態理事長、いつかニンニク入りのトマトジュースを飲ませてやるぅ!!」
その日はそのまま寝込んでしまう美雪と恵梨香。

「さて、お楽しみもおしまいか、だが日本に来た甲斐があったぞ?」
「気が向いたらいつでも来ると言い、千恵については喜んで我々に蜜を吸わせてくれるだろうし、他の生徒もたくさんいるから処女には困らんさ・・・」
そう言って煙草を吹かす理事長。
「なあキシダよ、貴殿は若い女教師のほうには興味はないのか?」
「ん?ないと言ったらウソになるが・・・」
「我々にとって思春期の少女は確かに隔絶なご馳走ではある。だが成人を迎えている女も一度味わっておきたいのだが・・・」
「そうか、なら丁度いい!!今年入ったばかりの新任教員がいてな、我々の今回の『食事会』は彼女を締めとしよう!!」
そう言ってPCを動かし、教員のリストを確認する。
「おお、あったあった、君島香織、年齢23、私立聖道学院大学卒、彼女だよ・・・」
ヴラドもモニターを覗き込んで『獲物』を確認する。
「おお、これはこれは、旨そうな娘だ」
「私の確認では、彼女も処女だぞ?」
「23でか、随分と身持ちが固い娘だな」
「親御さんがどうやら厳格のようでな・・・」
当初は生徒たちの純情を固持させるために厳しい校則で学生たちを束縛していた理事長であったが、今ではすっかり変わってしまった。
「20代を過ぎたのであれば、そろそろ『男』を知らねばな、でないと行き遅れるぞ?はははは」

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