元雌豚の世界救済記 4
このまま捕まってしまえば、ただ無意味に犯されるだけ。
オークの子を孕んだら、死んじゃう!
「うぁあああああああ!」
正面にいたオークの腹に長剣を突き刺し、そのまま向かいの壁まで押し込んだ。
「あぁんッ!?」
その途端、ちんぽが挿入されたような違和感が私のまんこに走った。
胸はぶるぶる揺れ愛液は少し吹き出たけど、一方身体の方は妙に軽い。
一瞬、背後からオークに捕まりそうにはなったものの、あたしの身体を捕らえるまでには至らなかった。
包囲から抜けたあたしは、腹から長剣を抜き、背後から襲いかかるオークを上から斜めに切り裂く。
「んんぅッ!」
まただ。
また何かがあたしのまんこに突っ込んできた。
確認したけど、見た限りでは何も挿入されてはいないみたい。
構わず次の攻撃に出る。
二匹のオークを腹目掛けて、横に一閃。
血飛沫を上げながら倒れるオーク。
「んはぁぁぁぁぁあ!」
急激なめまいに襲われ、前のめりに倒れてしまった。
今度のは、人間の男達に精液を腟内射精された時のような快楽が流れ込んできた感触が現れた。それと同時に、全身の力が抜けてしまい、足で身体を支えることができなかった。
ピクピクと身体を震わせ、絶頂に喘ぐあたし。
そんなあたしを、生き残っている残りのオーク達が再度、あたしを包囲し始める。
あぁ、やっぱり
あたし、ダメなのかな。
両足を捕まれ、躊躇なくオークのちんぽが挿入される。
キモチ良い。
ストロークが始まり、あたしの敗北が決まった。
オークの極太のカリがあたしのまんこを拡げ、そんなあたしのまんこはというと、オークのちんぽを食いつこうと必死に潮を吹いている。
結局、訳が分からないまま強くなって、少し抗えたぐらいで終わり、なんだね
『魔ノ者ノ精を求メヨ…サスレバ、汝ニ更ナル力ヲ与エン…』
遠くなっていく意識の中、悪魔の声が聞こえた。
それ…どっちにしたって…
死ぬだけじゃん…もう…いい…よ…
あたしのまんこに、オークのちんぽから大量の精液が噴射されていくのが、朧気ながら分かる。お腹が次第に膨らんでいく。あたしはゆっくり目を閉じた。
もう、最期かな…
やっぱり、ナズサに一言謝りたいかも。
あんなお別れのしかたって、ないよね。
あー、あたしってバカだなぁ。
そういえば、ミリィのやつムカつく。
長い間一緒に暮らしてきた仲間とはいえ、あいつとだけは友達にはなれないわ。
男達から搾った精液を横取りしようとするし。
さりげなく胸の僻みとか言ってくるし。
最近よくナズサと話してるし。
あーなんか思い出したらイライラしてきた!
走馬灯で嫌な奴思い浮かべるってやだな…
「あ……ふ……」
あたしのヌレヌレまんこに挿入していたオークちんぽが抜かれ、あたしのお腹に納まっていた大量の精液が勢い良く噴き出す。
精液を噴き出しつつ、あたしの身体は懲りずに絶頂を繰り返していた。
精液噴き出してイくって、何なのよ。まったく…
それにしても。
あーあ、あたしこんなに出されちゃったんだ。
こりゃ妊娠は確実だね。
もう。誰よあたしの胸揉みしだいてるやつ?
きもち良いったら。
あたしの顔に青臭い液体がかけられた。
オークの精液だ。
なんて良い香りなんだろ。
頭が惚けてぼーっとする。
『良カロウ。汝二更ナル力ヲ与エテヤロウ……』
悪魔の囁きが、頭に響くと同時に、オークが四方八方に弾け飛んでいた。
あたしの脳が、この状況を整理するまで、あたしはその場に立ち尽くしていた。
「えっと……」
まずあたしの目に映るものを確認してみる。
オーク。だったものの肉塊。内臓。目玉。骨。頭。腕。キバ。
そして大量の血液。
ついさっきまであたしを取り押さえて犯していたオーク達の姿はない。
すべて、肉片となって散らばったんだ。
うん。ますます訳分かんない。
じゃあ次にあたしの頭から聞こえる声に耳を傾けることにした。