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勇者のお供はボテ腹妊婦達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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勇者のお供はボテ腹妊婦達 36


 カアァァー…ンッ

次の瞬間、小気味良い音と共にリュートの木剣が宙を舞った。
「ま…参りました!」
両手を挙げて降参の意思表示をするリュート。
サクラはフゥ…と一息つくと木剣を鞘に収めるような動作をした。
「まったく…隙だらけではないか!稽古だから良かったものの、これが実戦ならば主殿は死んでいたぞ!」
「面目無いです…でもサクラさん、せめて剣の稽古の時ぐらいちゃんと服着て…」
「断る!」

そこへ、先程から二人の試合を見ていたリッパーバニーとマーシアが二人に歩み寄って来た。
「アハハ…ご主人様ったら、サクラの乳ばっか見すぎだよぉ〜」
「…リュート…オチ○チン…ビンビン…」
もちろん二人もリュートの子を身ごもっていてボテ腹だ。
ちなみにリッパーバニーは毛皮の腰巻きのみ…マーシアに至っては全裸である。

ところで先程シャルネがちょっと口にしていたが、リッパーバニーは皆から“ラビ”と呼ばれている。
名付け親はリュートだ。
野生のモンスターは知性があっても固有の名前を持たない者が少なくない。
彼女もそうだったので、呼び名が無いと不便だという事で名付けた。

マーシアの方はこの十ヶ月ですっかり血色が良くなり、肉体的にはもう完全に普通の人間と変わらない。
今では皆と同じように食事から栄養を摂取している。
肉体的には…と言ったのは、元に戻らない部分もあって、それは彼女自身の“人格”である。
“精神”と言っても良いかも知れない。
実は今の彼女には2~3歳の幼児程度の知性しか無いのだ。
あと、どうも生前の記憶も皆無らしい。
フェレンに言わせれば、マーシアの魂は彼女が死んだ時点で肉体を離れ、還るべき所へと還った…なので今の彼女は魂が無く肉体だけ生きている状態なのだという。
現在の彼女の行動原理は至極単純で、食べる時と寝る時以外は常にリュートの事…正確には彼のチ○ポの事しか頭に無い。
今の彼女はセックスが子供を作る行為だとは知らないし、その結果として自分の胎内に新たな命が宿り、そのために腹が膨らんだのだという事も理解していない。
ただ気持ち良いからリュートのチ○ポを求める…それだけなのだ。
全ては魂が無くなったため、生物の基本的な欲求(己の生存と子孫を残す欲求)のみが残ったのだというのがフェレンの考えである。
リュートの考えは少し違った。
彼は、かつて生きた世界の記憶はもう半分近く忘れてしまっているが、マーシアは恐らくアンデットだった間に脳細胞の大部分が死滅してしまい、そのため記憶や人格を喪失したのではないかと考えている。
それが証拠にマーシアには若干ながら成長が見られる。
確か以前は「あ〜」としか言わなかったのが、最近では単語を発するようになった。
彼女は少しずつだが人間性を取り戻しているようだ。
それもこれも聖乳のおかげかもしれない。
何しろ彼女は聖乳を出せるようになったことで、一時期生死の境・・・いやアンデッドだから浄化されるされないの瀬戸際にいたのだから。
聖乳は不浄の存在であるアンデッドにとって劇薬である。
弱いものなら浴びただけで浄化されて消えてしまう。
そんな彼女が聖乳を生成したらどうなるか。そんなの言葉にするまでもないだろう。
一瞬で浄化されなかったのは、リュートとの交わりでエネルギーの補給ができていたこと、
そして死者でありながら宿した奇跡のおかげとしか言いようがない。
治療しようにも神聖な回復魔法では逆効果。
かと言って薬で治るようなものでもなし。
考えに考えた末、導き出された答え。
それはマーシアのエネルギー源であり、新しい命を授けたリュートの精を24時間体制でとにかくブチ込みまくることだった。
何の確証もない、ほとんど暴論のような話であったものの。
幸いそんなに的外れでもなかったようで、峠を越えた彼女は言葉を口にできるほどに成長した。
だが現実とは非情なものである。
消滅の危機を乗り越えた彼女の身体には消えることのない代償が刻みつけられていた。
今日の修行終了を確認したマーシアはのろのろとリュートに近づくと、無造作にズボンに手をかけ引き摺り下ろす。
するとサクラの母乳あふれる爆乳の大暴れですっかり硬くなった肉棒があらわになる。
「こ、こらマーシアっ!?」
「ぱ・・・ぱ。ごは・・・ん」

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