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勇者のお供はボテ腹妊婦達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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勇者のお供はボテ腹妊婦達 32


1度絶頂した彼女の身体はあっという間に2度3度と絶頂に達する。
だけどリュートはそれでも腰を止めない。これこそが彼がリッパーバニーに勝つための唯一無二の手段だからだ。
触手モンスターを軽く追っ払った彼女相手に、正攻法が通用しないのは前にも言った通り。
ではどうやって格上の彼女を倒すのか?それはリッパーバニーの性欲を満たすことだった。
常時発情しているリッパーバニーは、満足するほど交尾できることは実はあまりないらしい。
すごすぎる性欲に、相手の体力がついていかないのだ。
まれに相手を腹上死させてしまうこともあると聞く。
ならば逆に死ぬほどイカせてやれば勝機もあるのではないか。リュートはそう考えたのだ。
ではどうやって相手を満足させるのか?相手は性欲の塊である。そうそう満足することはあるまい。
そこで考えたのが連続イキ。絶頂に達した身体が敏感であることを利用して、身体が落ち着く前に短時間でイカせまくるのだ。
もちろん、この方法にはリスクがある。絶頂で絶えず精を搾り取ろうとするリッパーバニーの攻撃に耐え続けなければならない。
もし耐え切れなければ精根尽き果て、彼女の種付け道具とされるか、ミイラとなるしかない。
以前襲われたときは異常に気付いた仲間たちのおかげで助かったが、今はそれもない。
仲間たちを相手に鍛えたスキルと経験を頼りに腰をふるうしかないのだ。

「お、お、おおッ!?おぅおぉぉぉ〜〜〜ッ・・・!」
「くっ、す・・・ごっ・・・!?」

立て続けにリッパーバニーがイク中、リュートは何度目かの精を彼女の胎内に撃ち放つ。
どっちが先に根を上げるかのチキンレースは始まったばかりであった。


それから約二時間後…
森の前では女達がリュートの無事な帰りを今か今かと首を長くして待っていた。
「リュート、大丈夫かしら…」
「フィオナさん、今は信じましょう、リュートさんを…」
そう言ってフェレンはフィオナの手の上に自らの手を重ねる。
「…おい!見ろ!」
その時、シャルネが何かに気付いて森の入り口を指差した。
そこに居たのは…
「…やあ、みんな…お待たせ…」
「「「リュート!!!」」さん!!!」
リュートは流石に疲れた表情をしている。
彼だけではなかった。
「あぁん…ご主人様ぁ〜♪」
彼の横にはすっかりメロメロされたリッパーバニーが侍り付いていた。
彼は勝ったのだ。


「「「リュート・・・!」」さん!!」
「だぶあ〜〜〜っ♪」

待ち人の帰還に、フィオナたちが熱い抱擁をもって出迎える。
あっという間にやわらかな乳肉の海にもみくちゃにされるリュート。
そんな彼の元に、師匠となることが決定した女サムライが歩み寄る。
約束を果たした弟子にねぎらいの言葉でもかけてくれるのか・・・そう思いきや、いきなり彼女は腰の刀に手をかけ、リュートに斬りつけてきた!

ガキキィンッ!!

「「「「!?」」」」

フィオナたちはここでようやく事態の異変に気づき、背後を見る。
するとそこではすんでのところで女サムライの居合を防いだ、リュートとリッパーバニーの姿があった。
ギリ・・・ギリ・・・と刃がせめぎ合う、嫌な音が響く。

「な、何のつもりですか?約束は守ったはずですけど・・・?」
「・・・ご主人様、コイツ何なの?殺しておく?」

冷や汗をかきつつ刀を受け止めるリュートと、女サムライにあからさまな殺意を放つリッパーバニー。
そんな2人の様子に、女サムライはふっ・・・とその表情を緩めると刀を引いた。

「合格だ。閨の技(性技)で女を落とし、約束を果たしたと油断するような男ならばあのまま斬り捨てるところだが・・・。
 おまえは最後の最後まで気を抜かず、残心を忘れなかった。
 満点とは行かないまでも、及第点に値する」
「はは・・・そ、そうですか」

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