PiPi's World 投稿小説

勇者のお供はボテ腹妊婦達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 27
 29
の最後へ

勇者のお供はボテ腹妊婦達 29

「・・・でも、もし本気で行ったらフィオナ姉たちがヤバいよなぁ・・・」
リュートはそうつぶやくと、姉たちがいる部屋のあたりに視線を送る。
そこでは母乳と愛液、そして精液まみれになった4人のメスが恍惚の表情で転がっているはずだ。
以前はあれほど出すことなどできなかったはずなのだが、ここ最近はどうも身体の調子がよく、4人を満足させてなお余裕があった。
これが父親の血のなせる業なのか、レベルが上がったということなのか、リュートにはわからない。
ただこのままではいずれ4人を壊してしまいそうな気がする。
「早く強くなって精力をコントロールできるようにならないとなぁ・・・」
しかしそのためにはあの女サムライのテストに合格しなければならない。
ゴブリンロード以上の魔物を倒すという難題を。
だがリュートにはたった1つだけ勝算があった。
それはマーシアのときのように女性型モンスターをコマし、仲間にしてしまうことだった。
問題はいくつかあるが、リュートがあの女サムライに認めてもらうにはこれしかない。
「・・・ぃよしっ!やるぞぉっ!」
パンッと両頬を叩いて気合を入れたリュートは、まず4人の嫁たちを介抱するべく、部屋へと戻るのだった。
それから数時間後。
リュートはフィオナたちとともにあの女サムライの元に来ていた。
あれだけヤラれてよく動けるものだと、読者諸君は感心するかもしれない。
しかしこの世界の女にとって、この程度のことなどむしろ当たり前のことなのだ。
数少ない男と少しでも長く楽しみたい、つながっていたいという淫欲まみれの乙女(?)心といったところか。
「それで?私に弟子入りするために狩るモンスターは決めたのか?」
不敵な笑みを浮かべて聞いてくる女サムライ。
挑発ともとれるその笑顔にフィオナはカッとなるも、『リュートのため、リュートのため・・・』と心の中で何度もつぶやくことで平静を保つ。外見上は。
一方、リュートは女サムライに対し、強い意志をたたえた瞳で見返しながらこう答えた。
「はい。リッパーバニーにしようと思います」
リュートの言葉に、女サムライの顔に軽い驚きの色が浮かぶ。
フィオナたちにいたっては驚きのあまり、声も出せないでいる(何もわかってないマーシアは除く)。
なぜなら彼の選んだターゲットはゴブリンロードより明らかに格上のモンスターだったからだ。
リッパーバニー。ライカンスロープ(獣人)の一種で、バニーの名前からわかるようにウサギの獣人である。
動くが素早く、姿を見るやいきなり襲いかかってくるくらいに凶暴である。
冒険者を返り討ちにするくらいの凶悪モンスター。
どう考えてもリュートが勝てる相手ではない。
しかし女サムライはハッタリだと思ったのか、再び微笑を浮かべてこう言った。
「ずいぶんと大きく出たな。一度吐いたツバはもう飲み込めんぞ?」
「はい。俺も撤回する気はありません」
「ふふっ、頼もしいな。やはり男というのはこれくらいの気概がないといかん。
 ひさしぶりに私のオンナがうずいてきたぞ?」
彼女の言葉にリュートは無言の笑みを返すのみ。
しかしその顔には恐怖と緊張の色がありありと浮かんでいた。
「ではがんばってきてくれ。私は君が来るまでここで待っている。
 リッパーバニーを倒した証拠を持って来れば、君の弟子入りを認めよう」
「・・・はい。必ず、戻ってきます」
こうしてリュートのテストは始まった。
相手は明らかに格上。しかしリュートには100%ではないにしろ、それなりの勝算があった。
なぜなら彼が狙っているリッパーバニーはリュートにホレていて、いまだに未練タラタラなのだから。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す