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勇者のお供はボテ腹妊婦達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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勇者のお供はボテ腹妊婦達 21

歓喜と悲嘆の喧噪の中、フェレンだけは全く違う目でリュートを見つめる。
それも当然のことだ。何しろ彼はこの世界の人間として、いくつもの規格外を成し遂げていたのだから。
1つ目は悲鳴を上げているフィオナかを聖乳が出る体質にしたこと。
本来なら神に仕える敬虔なシスターが厳しい修行の果てに身につくものなのに、彼女はたった1度、妊娠しただけでそれを可能とした。
2つ目は魔物との性交。
魔物とはこの世界の不浄、穢れから生まれた存在である。
そんなものとセックスすれば、男は正気ではいられない。
性欲しかないケダモノになったり、性欲を出し切って世捨て人のようになってしまったりと、いろいろ恐ろしいことになる。
この世界では圧倒的に女性が多く、また魔物にヤラれることなんてそうそうないので、その事実はあまり知られていない。
でもリュートにはそれがない。一晩中交わり続けていたのに、いつもと変わりがない。
これを異常と言わず、何と言えばいいのか。
そして最後。フェレンが何よりも驚いたこと。すなわち、死者の蘇生である。
死者の蘇生はどんな魔法使いや医者でもなしえることのできない、神の領域である。
それをリュートはこれまたセックスで、あっさりと成し遂げてしまったのだ。
もはやここまで来るとすごいなんて生やさしいものではない。異常だ。
すでに彼の女となったフェレンだからよかったものの、無関係の学者やシスターだったら異端者指定してその存在を抹消するか、貴重な研究資料として扱われることになるだろう。
リュートはそれだけのことをやったのだ。
何も知らないみんながぎゃあぎゃあ楽しく騒ぐ中。
フェレンは畏敬の念をもってつぶやいた。口にせずにはいられなかった。

「リュートさん・・・あなたはいったい何者なのですか・・・?」

その言葉はあまりに小さく、誰の耳にも届かない。
だけどフェレンは彼の女として、リュートに生涯尽くすことを強く心に誓っていた。
たとえ信仰する神に背くことになろうとも。その身にたたき込まれた、神の教えのままに。

――――――

「アッ、アッ、アァンッ!?」
「りゅ、リュートさんっ、そこダメっ!?あ、赤ちゃんがビックリしちゃうぅっ!?」
「りゅーとぉ・・・もっとオレのおっぱい搾ってくれよぉ・・・。
 リュートが搾ってくれねえと、おっぱい張ってしょうがねえんだよぉ・・・っ」
「あぁ〜〜〜」

あのときのシリアスはどこへやら。
それから半月の間、リュートたちは宿を引き払い、フェレンの教会でヤリまくっていた。
マーシアが原因でよけいな騒ぎが起きることを避けるためだ。
フェレンもリュートの女となったことでもう教会にいられないということで、後任のシスターが来るまで滞在を余儀なくされていたのである。
ではなぜいきなりセックスしているのかと言うと・・・。
特に深い意味はない。せいぜい、ライバルに負けたくないフィオナたちのぶつかり合い、もしくは尽きることを知らないリュートの性欲発散と言ったところだ。
そのおかげでシャルネ、フェレン、マーシアの3名もめでたく懐妊。
腹が膨れる前から母乳が出るようになってしまった次第である。

いつものように、リュートは母乳噴き出す女達を、聖堂に並べバックから犯して居ると、不意に正面の扉が開く。

「こんにちは〜、新しく本山から派遣された者ですけど、誰か居ますか〜?」

扉を開けて現れたのは、一人の若者とお腹を大きくした半裸シスター、5人だった。
男の連れた女達は皆、若く美しく膨れたお腹をものともしない、美貌を誇っていた。

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