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勇者のお供はボテ腹妊婦達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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勇者のお供はボテ腹妊婦達 20


「さーて、この泥棒猫どうしてくれましょう」

未だ機嫌の直りきらないフィオナが、話しを切り出す。
勝手にリュートを独占された事が、やっぱり許さないようだ。

「どうするって……やっぱ浄化して土に帰すのか?」
「浄化ですか……普通なら既に浄化出来てるはず何ですが……」

シャルネの質問に、フェレンは歯切れの悪い返答をする。
普通のゾンビなら、フィオナの聖乳を浴びた時点で浄化され、塵へと帰っていたはずの存在が、今尚存在しあまつさえ、股をすり合わせ更なる快楽を求めもがいていた。

「っていうか、アナタさっきから何もぞもぞしてるのよ!」

フィオナはマーシアの服を捲り上げ、股間を露わにさせる。
するとそこには、精液を漏れ滴らせた女性器が現れた。

「…っ! リュート、どういうこと!?」
「はい、わかりません!」

間髪入れずに睨み付けるフィオナに、リュートは直立不動の姿勢で瞬時に答えた。
実際起きたらもうすでにああなっていたわけで、昨夜のときの記憶なんて全く残っていない。
フィオナたちも覚えてないのがいい証拠だ。
そんな中、マーシアはペタペタと四つん這いでリュートに近づくと、犬のように頬ずりした。
足にではなく、なぜか股間に。

「「ああぁぁぁーーーーーーッ!?」」

それを見て、怒りと悲しみの叫びをあげるフィオナとシャルネ。
知らないところでリュートの子種をもらっていただけでも許しがたいのに。
自分たちを差し置いて、あんなうらやまけしからんことを。
女たちの怒りは頂点に達した。
ただならぬ雰囲気から何かを察したリュートはあわてて2人を止める。
人間でないマーシアをかばう必要はないのだが、人の形をしているものを見捨てられなかったのだ。
何よりこの世界では貴重な適乳の持ち主でもあったし。
しかしこの行動が2人の怒りをさらにあおってしまった。

「リュート!なんでモンスターなんかをかばったりするの!?
 もうお姉ちゃんのことなんか、どうでもよくなったの!?」
「リュート・・・事と次第によっちゃ、おまえでも許さねえぞ・・・?」
(ひいいいぃぃぃッ!?)

涙目になって自分を見てと訴える姉と、シャレにならない殺気を静かに放つ女戦士を前に、リュートは心の中で悲鳴を上げることしかできなかった。
いつのまにか始まった第2の人生もこれでおしまいか・・・?
リュートが思わず死を覚悟していると。
唯一修羅場に参加していなかったフェレンが、じっとマーシアを見ていたかと思うと、いきなり彼女の左胸をわしづかみにした。
そしてそのままもにゅむにゅと何かいやらしい手つきでもみしだく。

「んぁうっ・・・!?あ、うぁ、あ〜〜〜・・・♪」

くすぐったいのか気持ちいいのか。
何とも判断の付きにくい表情で身体をゆするマーシア。
この様子からして、たぶん後者なんだろう。
さらにそこから臀部やら股間やら、いろんなところにセクハラ・・・いいやチェックすること数分。
フェレンはとんでもないことを口にした。

「・・・リュートさん。あなた、彼女にいったい何をしたんですか?
 信じられませんが、マーシアさんの心臓が・・・また、動いています」
「は?」「え?」「へ?」

死者が生き返る。このトンデモ発言に3人はそれぞれ間の抜けた声を上げ。
当の本人は何もわかっていないようで『んぁ〜?』と首をかしげていた。
怖いくらいに冷たく、青白かった身体は少しずつだが確実に生命の赤みを取り戻しつつあった。

「正確に言えば、未だゾンビである事には変わりませんが、人間としての生理機能を取り戻しつつあります」
「えっと……分かり易く言うと?」
「中出しすれば妊娠するゾンビになってます」

話を聞いた一同の思考が一旦停止する。
そして理解をし終えた者から口を開いた。

「……いやぁーーーっ! またライバルが増えたわぁぁ!!」
「よりにもよって、ゾンビに先越されるのだけはヤダーーー!!」
(えっ……妊娠させられるの!? ……やったーーー!!」
「……あぁぁ??」

予想外のライバル出現に悲鳴を上げる2人。
途中から心の声を漏らすリュート
事態を何も分かっていないマーシアと、それぞれが思い思いの反応を示した。

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