羞恥に耐えながらのその言葉はこの上なくリュートの男心を刺激した。
普通なら我を失うか、あっさりと陥落して挿入してしまうことだろう。
だがリュートはすんでのところでそれをこらえた。別に耐えたくてそうなったのではない。
あんな見事なスイカップを無視してまぐわうなど、あまりにもったいないと思ったのだ。
あの超乳を思う存分もみしだきたい。その暴れる姿をこの目に焼き付けておきたい。
前世の記憶をもっているリュートだからこそ思えることだった。
だから、実行する。フェレンを押し倒し、彼女の足首をつかんで無理やり体勢を変える。
いわゆるまんぐり返しの態勢にしてやると、フェレンはただでさえ赤くなっていた顔をさらに赤くして悲鳴を上げた。
「だ、ダメっ！？いけません、リュートさんっ！
　タチーナ（立ちバッグ）とケーモノ（後背位）以外の態勢でまぐわうなどっ・・・神への冒涜ですっ！！」
「何を言ってるんですか、フェレンさん！
　こんな立派なものを持っているのにそれを見せてくれないなんて、それこそ神への冒涜ですよっ！？」
揺れるおっぱいを見たいリュートはそう言うとフェレンの懇願を無視し、ゆっくりとフェレンの秘裂へと剛直を突き入れ始めた。
口ではあんなに理性的なことを言っていたが、身体はリュートがほしくて仕方がなかったらしい。
その胎内はゆっくり入ってくるリュートを待ちきれないとばかりに吸い付いてきた。
「あ、あ、ダメ、ダメっ・・・！こんな格好で挿れちゃ、ダメェっ・・・♪」
少しずつ剛直が押し入るたびに顔がとろけ、声に甘いものが混じっていることに彼女は気づいているのだろうか？
そして肉棒が半ばまで埋まったところでついにリュートは最後の一押しとばかりに一気にフェレンを刺し貫いた。
「…あっ…ああぁ〜〜〜んっ！！！！」
プチッ…と処女膜が破れた。
そういう音がした訳でもそんな感触があった訳でもないが、破ったリュートにも破られたフェレンにもその瞬間は解った。理屈じゃない。
「あぁ…奪われちゃったよぉ…こんなふしだらな格好で…私、リュートさんの女になっちゃったよぉ…」
フェレンは涙目で呟いている。
だが身体の方は挿入されているだけで快感を感じてピクピクと小刻みに震えているし、膣穴は子宮口まで達する肉棒をキュウキュウ締め付けていた。
「フェレンさん、今からもっと気持ち良くしてあげるからね…」
そう言うとリュートは肉付きの良いフェレンの腰を両手で掴み、ゆっくりと腰を前後させ始めた。
フェレンの口から自ずと甘い喘ぎ声が漏れ始める。
「…ぁあっ！！あっ！あぁっ！…リュ…リュートさん！ちょっと待ってぇ…！」
リュートは腰を振る速さを次第に上げていく。
……パンッ！……パンッ！……パンッ！…パンッ！…パンッ！パンッ！…パンッ！パンッ！パンッ！…
「…あっ！あっ！あっ！あんっ！リュ…リュートさあぁん！！らめえぇ！！気持ち良すぎりゅうぅ〜！！…あっ！あっ！あぁぁんっ！！？」
リュートの肉棒が出入りするたび、フェレンは呂律のまわらない声を上げる。
立ちバックと後背位でのみしかＨしないこの世界の人間たちには、新しすぎて刺激が強すぎるのかもしれない。
事実、彼の姉のフィオナも狂ったように嬌声を上げていた。
おもしろいくらいに反応するシスターの様子に、気をよくしたリュートはどんどんギアを上げて腰を振る。
もっと彼女を喘がせたい。自分の子種でボテ腹にさせたい。彼女を自分のモノにしてみたい。
一度芽生えた欲望はどんどん大きくなり、大きな独占欲へと変化していく。
前世の記憶こそあれ、リュートはこの世界の人間である。
以前とは比較にならないほどパワーアップした性欲、精力の影響を受けてしまうのはむしろ当たり前のことだった。
凶暴な欲求に呑み込まれつつあるリュートは、自分の下でいいようにもてあそばれるフェレンに誘いをかけた。
「どうです？フェレンさん？そんなに気持ちいいなら、いっそ僕のモノになってみませんか？
　そうしたら、姉さんみたいに毎日たっぷりかわいがってあげますよっ！？」
「ふあぁぁんっ！？こ、こんなっ！これをっ、まい、にちぃっ！？
　だ、ダメぇっ！そ、そんにゃにしゃれたりゃ、わらひ、らめになっひゃ、あ、あ、あああぁぁっ！？」
ビクビクと痙攣しながら拒絶するフェレン。
でもリュートにはわかっている。口では拒みながら、その膣は喜びにうごめき、肉棒にむしゃぶりついていることを。
もはや彼女が仕えているのは神などではない。彼女を支配する、リュートという１人の男だった。
ならばどうするか。決まっている。お望み通り、彼女を自分のものにしてしまうのだ―――。
１匹のオスと化したリュートは、目の前の女を手にするべく、最後の詰めにかかるのだった。