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剣の主
官能リレー小説 - ファンタジー系

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剣の主 83

父ワムは反逆者の汚名を着せられ死罪とされたが、彼らまでは罪に問われなかった。
だが謀反人の身内であるという事で無期限の蟄居を命じられている。
すなわち、本来であれば屋敷の外へ出てはいけない身だが、この二人は顔を隠して堂々と外出していた。
もし見付かれば厳罰は免れないというのに、なかなか大した度胸である(あるいはヤケクソとも言う)。
「はぁ〜、しかし惜しい事をしたんだな。あのフェアリーを手に入れたヤツ、きっと今頃お楽しみなんだな!まじムカつくんだな〜!」
「ときにバム、お前以前フェアリーを買った時、オナホにして乱暴に扱った挙げ句、たった三日で“壊しちゃった”事を忘れてしまったのかなぁ〜?」
「フヒヒ…そういうブムこそ、その更に前のフェアリーをめっちゃくちゃに“改造”した挙げ句、飽きて犬の餌にしてしまった事、忘れた訳ではないよなぁ〜?」
「フヒヒヒヒ…僕は失敗作は残しておきたくないタチなんだなぁ〜」
ナシートがこの兄弟の手に渡らなかった事は本当に幸運であったというべきだろう。

「ハァ…しかし、いくらフェアリーで憂さを晴らした所で、この憂鬱は解消されないんだな…なあ、ブムよ」
「そうだな、バムよ…我らが父上が突如として謀反の罪に問われ、弁解もままならぬままに処刑され…今となっては父上が本当に王の命を狙っていたのか、はたまた何者かが仕組んだ陰謀であったのかも解らぬままなんだな」
「僕は父上が謀反だなんてそんな大それた事を企む男だとは未だに信じられないんだな」
「僕もなんだな。となると、やはり陰謀という可能性が高いかな…」
「だとしたら、一体誰が…?」
「う〜む…お祖父様は敵が多すぎたからなぁ…しかし最有力候補は何となくながら予想が付いてるんだな」
「ジェムかな?」
「ジェムだな」
「…確かにヤツは事件前後、王妃と王太子に急接近したんだな。三者とも父上が宰相の地位に居る事を面白くなく思っていたはずなんだな」
「それにヤツは父上の死によってヤヴズ家の嫡子という地位も取り戻したんだな…良い事づくめなんだな。まず黒と思って間違いないんだな」
「悔しいんだな。何とか一矢報いてやる事は出来ない物かな」
「無い事も無いんじゃないかな。少ない頭を使って考えてみるんだな」
「面白そうなんだな。一つやってやるかな」
「良いな良いな〜。僕らをこんな目に遭わせたヤツらめ、見てやがれなんだなぁ…フヒ…フヒ…フヒヒヒヒヒ」


双子が何やら企み始めた頃、セイルは既に眠りに就いていた…。

(うぅ〜ん…)
セイルは夢を見ていた…。
一人の美少女が彼の股間を愛撫して来るのだ…。
その少女はアルトリアだろうか…それともサーラだろうか…夢ゆえ何ともハッキリしない…。
(うぅ…そ…そんな絶妙なテクで責められたらぁ…あぁ…僕もう…っ!)

「ハ…ッ!?」
セイルは先程から股間を責め苛んでいた快感にハッと目覚めた。
時刻は…どうやら深夜のようだ。
股間に目を落とすと何やらモゾモゾと動いている。
(アルトリア…!?)
最初、彼はそう思った。
アルトリアとは週に三日四日ほどの割合で共に寝ている。
もちろん一緒に寝る時は、している。
今夜はそれぞれの部屋で寝たのだが…やはり気が変わってヤりたくなり、夜這いをかけて来たのだろうか…。
しかしその割には布団の膨らみが小さすぎるような気もする(暗くて良く見えないのだが)。
セイルはバッと布団をめくってみた。
「ナ…ナシート!!何してるの!?」
「あ、見つかっちゃった〜?てへ♪」
なんとセイルの股間に居たのはナシートだった。
勃起した男根を抱きかかえるようにして全身で愛撫していたのである。
「私ね、セイルにお礼がしたかったの。でも私に出来る事って、こんな事ぐらいしか思い付かなかったから…」
「お礼だなんて…そんなの気にしなくていいのに…」
「私の気が済まないの!セイルは何もしなくていいからね。私が気持ち良くしてあげる♪」
ナシートは両手を使って男根の鈴口の裏側を撫でた。
「ぅ…あぁ…っ!!!?」
そんな所をそんな風に触られた事が無かったセイルは思わず身悶えしてしまいそうな快感に襲われる。
彼女の小さな手の指の一本々々が絶妙な刺激を与える。
こんなのフェラでも感じた事が無い。
「ナ…ナシートぉ…!!そ…そこダメぇ…あぁ…っ!!」
「キャハハ…凄ぉ〜い♪セイルのオチ○チン、ビックンビックンって脈打ってるよぉ〜」
ナシートからしてみれば大きな丸太ほどもある男根…その脈動を彼女は文字通り全身で感じながら愉快そうに笑った。
「ウフフ…それじゃあ、本番いっちゃう?」
「ほ…本番って…君、入るの…?」
「う〜ん…これだけ体格差があると挿入はちょっと難しいけどぉ…」
そう言いながらナシートはセイルのお腹の上で四つん這いになる。
お尻を高く掲げると、お腹に張り付きそうな勢いで勃起しているセイルの男根の亀頭部分とナシートの女性器がちょうど合わさった。
「ごめんね、セイル…私にはこれで精一杯…」
ナシートはお尻を上下左右に振って動かして、女性器を亀頭に擦り付けながら言った。
「ハァ…ハァ…セイルぅ…気持ち良い?」
「うん、ナシートぉ…気持ち良いぃ…あぁ…」
「あぁ…イきそうなの?良いよぉ…遠慮しないで私のオマ○コの中に出してぇ…」
ナシートは女性器を亀頭の先端に合わせた。

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