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剣の主
官能リレー小説 - ファンタジー系

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剣の主 316


 バシャバシャバシャバシャ…

「こりゃあ楽しいや〜♪」
数分後、水着に着替えたセイルは浴槽で泳いでいた。
水着と言っても腰に布を巻いただけだが…。
片手ゆえ推進力に乏しいが、それでも意外と泳げるものである。
ちなみに泳ぎは騎士学校で習った。
「お待たせ〜、セイル君♪」
「セイル様、一足お先にお楽しみのようですね」
そこへ、同じく“水着”に着替えたサーラとアルトリアが現れた。
「わぁ…っ!!」
二人の姿を目にしたセイルは思わず赤面してしまう。
二人とも胸元と股間部分のみを“最低限”覆い隠せるだけの小さな布きれ(サーラは赤、アルトリアは青)をまとっただけで、あとは何も身に付けてはいない。
正直、ヘタな全裸よりエロい…とセイルは思った。
彼は勃起してしまった。
「やだぁ♪セイル君ったら赤くなっちゃって…可愛い〜♪」
そう言いながらサーラも浴槽に入って来て、セイルに近付いて来た。
やばい!近付かれたら勃起がバレる!
そう思ったセイルはスイ〜…っとサーラから逃げた。
「…あっ!ちょっ…セイル君!?何で離れるのよ〜!?」
「あはは…」
適当に笑って誤魔化すセイル。
一方、アルトリアは普段なら喰ってかかるセイルとサーラのやり取りには目もくれず…
「素晴らしい…考えてみれば、こういう水浴は実に久し振りだ……はぁっ!」

 バッシャアァァ〜〜〜ンッ!!!!

…目の前の大量の水に目を輝かせていた彼女であったが、次の瞬間、バッと浴槽に飛び込んだ。
「…ぷはぁっ!!…アハハ!」
そして普段はセイルにも見せないような純真無垢な笑顔で水と戯れ泳ぎ始める。
まさに文字通り“水を得た魚”の如し。
彼女が水の聖剣の聖霊だからだろうか…その様子は普段よりも数段美しく、そして生き生きしているように見えた。
セイルは思う。
(アルトリア…綺麗だ…)
西の海に住む水の妖精マーメイドというのは、きっとこんな姿なんじゃないんだろうか…。
…などと思っていたら、セイルはサーラに捕まってしまう。
「捕まえたわよ♪」
「わぁっ!?」
後ろから抱き付かれ、サーラのたわわに実った両乳房が背中に押し付けられる。
セイルの男根が更にビクンッ!と大きさを増した。
「…あら?セイル君、あなた…」
サーラが勃起に気付く。
「うっ…ご…ごめん、サーラさん。その…これは不可抗力ってやつで…」
「ウフフ…良いのよ。…そう、興奮しちゃったのね。イヤらしいセイル君…」
そう言いながらサーラは背後から手を回してセイルの男根を握ると、ゆっくりとイヤらしい手付きで上下にシゴき始めた。
「あぁ…サ…サーラさん。ダメだよ…アルトリアもいるし…それに…」
「あら、アルトリアさんなら何故か泳ぐのに夢中で私達の方なんて見てないわよ?ウフ…あんなに喜んで貰えるなんて、連れて来た甲斐があったってものね♪」
言いながら手の動きを早めるサーラ。
セイルは堪らない。
色々あってこういう事はご無沙汰だったのだ。
このまま流されるままサーラと楽しんでしまいたい所だが、彼にはそうしてはならない理由があった。
セイルは半ば悶えながらサーラに訴える。
「はぁ…はぁ…あぁ…サーラさん、違うんだ…それだけじゃないんだよ…僕達は…こういう事をして良い間柄じゃないんだ…」
「…はぁ?なぁに?もしかして未だに身分の違いがどうこう言うつもり?」
どうにも煮え切らないセイルに少しイラついたサーラは肉棒への愛撫を一旦止めてセイルの前に回り込むと、彼の両頬に手を添えて真っ直ぐに見つめて言った。
「…セイル君、今さら怖じ気づかないでよ…私達もう一線は越えたじゃない?…騎士学校を卒業したあの日…」
「いや、それがそもそもの間違いだったんだ…」
「な…何ですってぇ!?酷い!!あの時の気持ちは嘘だったって言うの!?」
「いや、そうじゃない!僕たち血の繋が…んん〜っ!!?」
何か言おうとしたセイルだったが、その口をサーラの唇によって塞がれてしまう。
彼女はセイルの身体に手足を絡めて抱き付き、その男根を掴んで自らの膣口に当てがうと、一気に挿入した。
「うあぁ…っ!?」
「あ…あぁんっ♪…入っちゃったぁ…エヘヘ…久し振りのセイル君のオチ○チン、あっついよぉ…♪」
「あぁ…っ!!駄目だよ、サーラさん!抜いて!今すぐ…!」
「…絶っ対イヤ!…セイル君、どうして君が私を抱きたくないのか知らないけど…良いわ!もう一度振り向かせてみせる!私の事忘れられなくなるくらいにね!」
そしてサーラは腰を振り始めた。
パシャッパシャッと水が跳ねる。
「…あっ!…あっ、あんっ…あっ!…あぁ…セイル君!セイル君!…」
「はぁ…はぁ…サーラさん!…頼むから早く抜いてくれぇ!…でないと、僕…もう…!」
久し振りのセックスな上に、今までの刺激分も相まって、挿入しただけで達してしまいそうなセイル…だが膣内(なか)にだけは射精(だ)してはならぬ…と必死にイクのを堪えていた。
そんな努力も知らずにサーラはセイルの精液を搾り取ろうと、喘ぎながら必死に腰を振ってセイルを快感へと導く。
「あぁ…セイル君!イキたければイって良いのよぉ!?私の中に出してちょうだい!私の中を君の精液で満たしてぇ!!」
サーラの膣壁がギュウゥゥッとセイルの男根をシメる。
それがトドメだった。
「ダ…ダメえぇっ!!!サーラさん!!僕達は…僕達は血の繋がった兄妹なんだあぁぁっ!!!!」
セイルは叫びながら絶頂した。

ビュクッ!ビュクッ!ビュクッ!
ビュルルルルルルルルルルルル〜ッ!!!!

あぁ、だが時すでに遅し…セイルの男根から射出された大量の精液がサーラの膣内へと注ぎ込まれる。

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