PiPi's World 投稿小説

剣の主
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 146
 148
の最後へ

剣の主 148

(こ…この反応は…!挿入させてくれる!?…あ!でもミレル処女みたいだしなぁ…あぁ〜!もう口でも手でも足でも良いからイかせてくれぇ!!)
…だがセイルの想いはミレルには通じず、彼女は再び互いの性器同士を擦り付け始めた。
今度はセイルの腹の上にまたがり、男根を腹に押し付け、割れ目が竿の上を滑るように腰を前後にグラインドさせる。
「ハァ…ハァ…アッ!また来るぅ…ンンッ!!」
今度は短時間でイった。
そう思っていたらまた動き始めた。
もう一歩間違ったら入ってしまいそうだ。
だがギリギリで入らない。
(ミレルさあぁぁん!!ご自分ばかり気持ち良くなってないで、一回で良いんで僕もイかせてくださあぁぁい!!)
心の中で叫ぶセイル。
だが通じやしない。
結局この後、ミレルは5回もセイルの男根を使ってイった。
いや、正確に言うとセイルが記憶していたのが5回だった。
なぜならその辺りから彼の意識は再び闇の中へと沈んでいったからである…。



次にセイルがハッキリと目覚めたのは、彼が最初に倒れて眠りに就いてから三日も経った時の事であった。
「大分痛みはひいたけど。まだ少し体がダルいな」
そして、目を覚ましたセイルは体のダルさに億劫を感じていると。
アルトリアは三日も寝ていた事を説明する。
「仕方ありません。三日も寝てましたからね」
「み…三日も寝てたの!そっそれで王太子殿下は無事かい?」
「大丈夫ですよ。追い返されてすぐに第一王妃の元へ帰されたようです」
アルトリアから、王太子は無事だと聞かされ安堵するセイルであったが、三日も寝てたせいで空腹に耐え切れず腹の虫が鳴った。
「そっそうか、良かった」
グッググゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
唐突に成った腹の虫にセイルは恥ずかしがる。
「ごっごめん、アルトリア」
「そういう時は食べて英気を養うのが一番です。もうすぐ、ミレル殿がパンとスープを持ってきますよ」
「本当かい!ミレルの作ってくれるご飯は美味しいからね〜」
「ええ、ミレル殿の料理の腕はイルシャ一ですからね〜ジュルッ!おっと申し訳ありません涎が!」
そう言って、アルトリアは思わず涎を垂らしそうになる。
「…あれ?そう言えば、ミレルと言えば何か忘れているような…」
セイルは首を傾げる。
彼はミレルのあの痴態を覚えていなかったのだ。
「それは王との約束の事でしょう。ミレル殿に手鏡を渡して欲しいと頼まれたではありませんか。判断が付かないのでオルハン殿に事の仔細を尋ねてから渡す事にしましたよね。鏡はまだ私がしっかり預かっていますよ」
「ああ…それもあったね」
「しっかりしてください。まだ寝ボケておいでですか?」
「いや、それとは別にミレルの事でまだ何かあったような気がするんだけど…思い出せないんだ」
「なら大した事じゃないんでしょう。いずれ何かの拍子に思い出すかも知れません。それより今は鏡の事です…」
「鏡がどうしたんですかぁ?」
「「!!」」
突然ミレルの声が割って入った。
二人は驚く。
パンとスープを盆に乗せたミレルが部屋の入り口の所に立って笑っていた。
「い…いや!な…何でもないんだよ!ほんと…!」
慌てふためき取り乱すセイル。
一方アルトリアは冷静に応じた。
「なに…新しくいただいた屋敷に大鏡を取り付けようかと話していたのですよ」
「まあ♪それは素敵ですね」
(ナ…ナイスフォロー、アルトリア…)
(いやセイル様がいちいち動揺しすぎなんですよ)
(悪かったね、気が小さくて…)
セイルはベッドの上で半身を起こした。
ミレルはセイルの枕元に腰を下ろすとスプーンでスープをすくってセイルの口元へと運んでやる。
「はい坊ちゃま、あ〜んしてくださ〜い」
「じ…自分で食べられるよ!」
「い〜え!病み上がりなんですから、無理しちゃダメですよ〜」
「わ…解ったよ……あ〜ん」
セイルは頬を赤くして少しふてくされたように渋々言う通りにした。
それを眺めていたアルトリアは、ふと思い出したように言う。
「あ…でも三日間水一滴入れてない胃にいきなりスープなんか入れたら…」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す