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剣の主
官能リレー小説 - ファンタジー系

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剣の主 15

セイルは慣れない手付きでアルトリアの身体を愛撫し始めた。
「はぁ…はぁ…あ、あぁ…セ…セイル様ぁ…あぁ…」
アルトリアの口から甘い声が漏れ始める。
どうやら感じて来たようだ。
「アルトリア…動いても良いかい?」
「…はい…」
アルトリアは頬を赤く染めてコクリと小さく肯いた。
セイルはゆっくりと下から突き上げるように腰を振り始める。
「はぁ…はぁ…あ…あぁ…セイル様ぁ…あぁ!あぁん!…な…何だか…何だか変ですぅ…あぁん!」
アルトリアの喘ぎ声が次第に大きくなるに従い、セイルも腰の振りを早く激しくしていく…。
「はぁ…はぁ…アルトリアぁ…!」
「…あぁ〜ん!!セイル様ぁ!セイル様ぁ〜!!す…すごいですぅ〜!セイル様のがぁ…!私の中…熱い…!…あ!す…すごい!!あぁ!!こ…これが男女のぉ…!!…あ!あぁん!あぁ〜!!」
アルトリアもセイルも、お互い初めての性交の快感に無我夢中になり、一心不乱に腰を振って相手の身体を求め合った。
セイルは絶頂が近付いて来た。
「あぁ…!アルトリアぁ!ぼ…僕もう、そろそろ…!」
「あ…!な…中に出してくださいぃ…!!」
「えぇ!?…いや!それはマズくない!?」
「良いから中に出してください…!!」
するとアルトリアは両脚をセイルの身体に絡めて、セイルが離れられないようにしてしまった。
「あ…も…もうダメ…い…いくぅ!あぁ…っ!!」
ついにセイルは二度目の射精をアルトリアの膣内に放出した。
「あぁ〜!!セイル様のぉ…!!私の中でビュクンビュクン脈打ってますぅ…!あぁ!?わ…私もぉ…イクぅ!イきますぅ〜!!あぁ〜〜っ!!!」
セイルの射精を膣内に受けながらアルトリアも絶頂に達し、身体をビクッビクッと何度か痙攣させて果てた。

快感の波が去った後も二人はしばらく繋がったまま、激しい交わりの後の甘く気怠い一時を過ごしていた。
「…セイル様…いかがでしたか…?」
「はぁ…はぁ…うん、何ていうか…色々と凄かった……この“特訓”も毎晩やるの…?」
「ふふ…もちろんですとも♪」
そう言うとアルトリアは少女のように微笑んでセイルにキスした…。


それから一週間、セイルは毎日放課後になると、アルトリアに師事して剣の稽古に勤しんだ。
それは学内でちょっとした噂になり、次第にギャラリーが付くようになった。
もっとも殆どがアルトリア見たさにだが…。
「はぁ〜、アルトリアちゃんは今日も美しいなぁ…もしセイルが落第になったら俺の召し使いになってくれないかなぁ…」
「おい、仮にも級友の落第を願うような発言は慎めパサン。だいたい君、召し使いを雇える金なんて無いだろ…」
パサンの不謹慎な発言をたしなめるアリー。
「悪ぃ悪ぃ…それにしてもアリーよぉ、おかしいとは思わねえか?何でセイルのヤツだけ追試験なんてやらされる羽目になったんだ?実技が散々なのはお前だって同じなのに…」
「う…うるさい!だいたい君だって学科は落第寸前じゃないか!…しかしまあ、確かにそれについては疑問ではあるなぁ…」
そんな事を話し合う二人から少し離れた木の下ではサーラ王女がたたずみながらセイルとアルトリアの特訓の光景を眺めていた。
(…セイル君が教官と手合わせして勝つなんて、まず無理ね…まあ、いざとなったらコレを使って…)
そう思いながら彼女はポケットの中に手を忍ばせる。
どうやら、サーラはセイルを救う切り札を何か持ってるようである。

「おっ見ろよ!タルテバ、セイルの野郎まだやってるぜ」
「全く無駄なのにしつこいですよね〜ドルフさん」
「はっはっは、全くだぜ」
必死にセイルが剣の稽古をしている最中、ドルフとタルテバはセイルを嘲笑っていた。
この二人のせいでセイルは再試験を受ける羽目になったのに全く持って嫌な男たちである。
「しかし、あんな美人の姉ちゃんに剣を教えて貰うなんて、へっぽこセイルの癖に生意気だな!」

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