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勇者君とお姉様たち
官能リレー小説 - ファンタジー系

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勇者君とお姉様たち 14

内心で笑うレイナ、媚薬の効果を消すには性欲を解消するしかない、実にシンプルで好都合な話だ。
それに本来ならこの媚薬はマユラ自体に使われるものだったのだろうから、きちんと責任はとってもらっても問題ないだろう。

「困りましたわ…通常の解毒魔法が通じないだなんて…仕方がありませんわね、肩を貸しなさい?傭兵さん」

「はいはい、そうだね騎士様、アリューくんも可哀相に…」

明らかにレイナを格下の傭兵、と見なして話しかけるが、レイナはどこ吹く風で裸のアリューに肩を貸して歩き出す。
育ちの良いマユラにとってレイナのがさつで豪快な性格と風貌は相性が悪い、というのもあるのだろう、それにマユラは明らかに年上な雰囲気がある。

そんなマユラがどう墜ちるのか、レイナは楽しみで仕方がなかった。

「あれ、こっちは泉と逆方向なんだけど…」

「あの泉は源流ではありません、それに勇者様が現れたということは、聖なる盾が必要になったのでしょう…さあ、この奥に、どうぞ」


マユラから飛び出す言葉に驚くレイナ、まさに棚ぼただ。 

「やったわね、アリューくん」

小さな声でレイナが囁くが、アリューはそれどころではなかった。 
媚薬で灼かれた肉体は全身性感帯と化し、肩を組まれ二人の乳房を押し当てられ…あまつさえそれがかたや男勝りの強さながらも女を失わない傭兵、かたや流麗な容姿ながらも慈愛に満ちた僧侶なのだから、主に股間はたまったものではなかった…次第に熱が籠もり、ぺニスは固く太く膨らんでいく。

「はぁっ…はぁっ…レイナ…さんっ…」

甘く声をあげ腰をびくびくと動かすアリューだが、それを見てマユラは顔を青くさせる、熱に浮かされているのではないかと。 

「勇者様、さあこちらへ…しっかり意識を持ってください、まだ恩返しも私たちは出来ておりませんっ…」

さめざめと涙を流して、恩人である勇者を励ますマユラを見て多少申し訳なくなるレイナだが、しかし一度立ててしまった計画は止められない…それに、この心優しい聖女がどのようにアリューに堕とされてしまうのか…レイナはそれが気になっていた。 


「大丈夫…アリューくんは弱い男じゃないし、それに今は貴女がいる…ところでここはどこかしら?なんだか…すごく魔力を感じるんだけど?」

「当たり前です!勇者様に何かあったら私は…わ、解るかしら…ここは聖なる泉の源泉…かつて勇者様…アリュー様のご先祖様が傷をいやした場所…そして、この水底には勇者の盾が眠っていますわ…新たなる勇者の到着を待ちながら」

「へえ…これが回復の泉の源泉…アリュー君の剣から感じる魔力の波動に似てる気がするのもそうだからかしら…」



マユラに案内されたどり着いた場所は洞窟の奥深くにある泉だった。

かつては教会として使われていたであろう名残が感じられ…祭壇の近くに置かれた棺型の石にはなみなみと青く辺りを照らし出す水が注がれ…それが水時計のようになり、奥には巨大なプールのような泉が見えている。 

「さあ、まずは勇者様を癒やして差し上げますわ…少し冷たいかもしれませんが…」

アリューを優しくレイナと共に地面に横たえたマユラは、棺にアリューを浸からせようとしながら何かを考えていた。


「でも寒すぎてはダメね、一緒に入りましょう、勇者様?そのくらいの恩返しはさせてくださいませ」

「あぅっ、あぁっ…は、はい…」

緊張し顔を真っ赤にするアリューとそれを見てニヤニヤするレイナだが、マユラはアリューの熱が引かないものだからだと考え、一息ついた後に服を脱ぎ始めた。 

しゅるしゅると音を立てて裸になり、純白な下着や法衣の下のいやらしい肉体をさらす度にアリューの呼吸は荒くなっていく。 


綺麗に下着や法衣を畳み、肉体をやや恥じらい晒しながら、むしろ誇らしげに全裸の肉体を晒し、私も入ろうかと軽い口調で話しかけるレイナを制し、マユラはアリューに声をかけた。

「さあ、勇者様、こちらに…せめて私のことは母と思ってください…」

「あ、ま、マユラ…さんっ…」

恥じらい隠していた乳房を覆う手を離し、上品そうな白い肌にピンク色の大きめな乳首と乳輪…そしてレイナよりはきちんと処理をされていない陰毛をアリューの眼前に晒しつつ、ゆっくり乳房でアリューの頭を包み込みながら、マユラはアリューと共に回復の泉の水に満たされた棺に浸かっていった。 

ひんやりとした水と、絶妙なバランスを保つ、高めの体温のマユラの肉体と、レイナとはまた違った感触が…力一杯抱きしめるマユラの手が、次第にアリューの心を狂わせていく。 

「うあぁっ、あぁっ…」

「勇者様…大丈夫、マユラはここに…マユラが貴女を守ってあげますからね?」


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