犯される巨乳魔法少女たち 7
「さて、みなさん。今日からこのクラスに転校生が来ます。入ってください」
誠はチラッと見るなりに何かを感じた。普通転校生ならそれなりに情報が入ってくるはずだが……何かがおかしい。
「蒼原 雫です、よろしくお願いします」
彼女は誠を見るなり、にっこりする。
「久しぶりね、マー君」
誠は思い出した、まだ人間界に来て間もない時にとてつもない魔力を持った少女が居て接触しようとした途端に風の精霊獣が出現、死にそうになった事がある。父親が寄越した御目付け役が来て事なきを得たが余りにも恐怖でその時の記憶を無くしていたのだ。
放課後、屋上に来て
「(こいつ、念話まで……)」
誠は動揺していた。
放課後、誠は屋上に居た。
「……俺の正体は魔王の息子“ガルバード”と知って念話をしたのか?」
「そうよ、あの後私は全てを知った。出来れば人間界に侵攻を止めてほしかったけど……既に遅かったわね」
胸に掲げていた真珠の様な宝玉か輝き、大きな杖を持ちリクルートスーツの様な魔法衣装に身を包んだ姿になる雫。
「貴様……風の精霊獣の巫女姫か」
誠も本来の姿に戻る。
「警告するわ、手を引きなさい……魔女化した姉妹と魔物化した両親は妖精女王様が浄化します」
「いやこった!」
「そう……」
その瞬間激しい震動が空間を揺るがし、雫が展開していた結界が崩壊する。
「雫!」
「平気よ、シルフィア!今日の所は顔見せよ」
鷲位の大型鳥が彼女の肩に止まる。
「小僧、我が主の力を見くびるなよ」
雫と精霊獣はそのまま消えた。
(ふん!!おれだって、昔のままの俺じゃあないんだよ!!)
(お。どうやら例の探知機が見つけたようだな。水泳部の方か。行ってみるか。)
俺は桃音と一緒に屋内プール場に向かった。
そして、こっそりプール場の中を覗くと女の人が泳ぎ終わったようで、シャワールームに入って行った。
(零の方は後回しだ。まずは戦力を整えないと。)
「桃音の方は見つかったか?」