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海の娘
官能リレー小説 - ファンタジー系

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海の娘 4

3人の漁師は自分の性欲が異様に高まっている事に不気味なものを感じた。
良い女を見つけたからとはいえ、いくらなんでも異常すぎた。性器自体の能力も増強されているように思えた。
「なあ…俺達なにかおかしくねえか」
「ああ、勃起が止まらねえぜ」
「精液の量も増えてきているな」
異変を感じるのは漁師たちだけではなかった。

「うぅ……」
湖に入ったマリーナはお腹を抱えうずくまる。
どうしたんだと漁師たちは声をかける。
マリーナは完全にではないは意識を取り戻しつつあった。

「お腹が熱い……」

それはマリーナが未だ経験したことの無いことだった。
マリーナの胎内も男たち同様に生殖器官が活発に動き始めたのだ。
二つの卵巣が狂ったように卵子を放出し始める。
そして卵子は精子と結合し受精卵となる。
受精卵は子宮に着床すると、不思議なことに一つを除いて薄い膜で保護するかのように包まれる。
残った一つは細胞分裂を始め成長し始める。
すると今度はマリーナの胸に変異が生じた。

「オッパイが、今度は胸が痛い」

マリーナの乳首は勃起し、乳輪の色素は濃くなりボツボツとしたものが出始めた。
あまりの痛みにマリーナは自らの胸をつかむ。
そうしたら今度は乳房から母乳が噴出したのだ。

「こりゃ、いったいどうしたことだよ」

「そんなの俺にもわかんねえよ」

漁師たちはただ見てるしかなかった。
それどころか、漁師たち自身も危機を迎えていた。
精液の流出が止まらず、3人とも湖にへたり込んでいた。

「どうしてこういうことに……」

「どうしたもなにも、これは貴様らが望んだとこではないか」

4人以外の声が響くと同時に、洞窟全体が光に包まれた。
その光の中、一人の女が現れた。
その女は金の巻き毛を持ち、白いトガを着ていた。
あまりの神々しさに漁師たちは声も出せずただ呆けるのみ、唯一マリーナだけが女に声をかけることが出来た。

「貴方はいったい何者ですか」

「わたくしこそがこの島の主にして海流を司り者、そして全て命に豊穣をもたらすものです」

「豊穣の……もしや貴方はここに封じられし女神さまでなのですか」

マリーナはこの女性が女神ではないかと思った。

「その通りです、私こそがアクオリアスの女神です。そして貴方はこの国の王女ですね」

「どうしてこのこと」

マリーナは自らの正体が分かったのに驚いた。
漁師たちも自分たちが犯した女が王女と知り腰を抜かしてしまう。

「驚くことではないでしょ。この国の王族はこの島で婚姻を上げ、そして臨月となったらこの湖で出産する。あなたのことは赤ん坊の頃から見知っていますよ」

「それはここは私が産まれた場所なのですか」

そういわれて見渡すとなんだか見覚えがあるきがする。

「ここは王国にとっても私にとっても神聖な場、それを汚した貴方たちには罰を受けてもらいます」

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