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ナジン伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ナジン伝 4

ナジンにとってはマジマジと見るのも初めての女性器。
メノリの剛毛によって見えなかったそれが指で広げられて露になる。
周囲は黒ずんだビラビラに囲まれているが、パックリ開いたワレメは赤い。
何かの生き物の口のようで見た目はグロテクスだが、何故かそこから目は離せず下腹部は熱くなるばかりである。
まだ、ナジンにはペ○スを刺激すれば気持ちよくなれる事は知ってるがセックスは知らない。
本能が女を求めてるが、どうすればいいか分かってないのだ。
そこで、メノリはストレートにそう言った訳である。
「うっ、うんっ!!」
興奮したナジンはメノリに抱きつくようにしてペ○スを入れようと腰を突き出し、メノリは少年のペ○スに手を添えてそこに導く。
そして・・・


ヌププッと飲み込まれるペ○ス。
「ひあっ!!」
入れた瞬間、メノリの膣内で爆発させる。
「んぁっ!、この子ったら!!」
いきなり射精されたメノリはそう言うが、彼女自身も久しぶりの精液に軽く達していた。
だが、ナジンのペ○スはまだ萎えない。
「ふふ、子種をぶち撒き足りないのね・・・いいさ、もっとぶち撒けばいい」
「俺っ!、俺っ!・・・メノリと結婚したい!!・・・もっとするからメノリと結婚したいっ!!」
カクカクと可愛らしく腰を振るナジンにメノリは頭の中が蕩けそうだった。
戦乱の世である。
未亡人が戦災孤児を引き取り、子供として育てる内に男女の仲に発展する例も少なくなかった。
だから、メスとしてオスにマーキングされてしまったメノリの答えは決まっていた。
「ああっ!、結婚してあげるよ!!・・・今日から私はナジンの妻だよ!!」
「うれしいっ!、うれしいよっ!!・・・俺っ!、俺っ!、メノリにいっぱい赤ちゃん上げるよ!!」
必死に腰を振る少年をしっかり抱きしめて女の悦びを噛み締めるメノリ・・・
ここに戦乱を乗り越えた一組のカップルが誕生したのであった。


それからのナジンとメノリの生活はセックス中心と言ってよかった。
とにかく暇さえあればナジンはメノリの身体を求めた。
亡き夫ともここまでの性生活は無く、時が経つにつれてメノリはナジン無しでは生きられぬようになってしまった。
「まったくイケナイ子だよ、ナジンは・・・私をこんなにするなんてさ」
メノリの膝の上で甘えてる様子は十歳の子供そのものだが、性欲の絶倫さは只の子供ではない。
メノリは母親のようにも接しながらも妻としての喜びも得ていた。

そうやってイチャイチャしていたその日、この家には珍しくドアをノックする音。
出たメノリが見たのは女兵士の一団だった。
「失礼する、私はメナム王宮衛兵隊長アーシェスと言う・・・貴殿に尋ねたい事がある」
いかにも堅物そうな女隊長は長い行軍のせいか、きらびやかであっただろう鎧も薄汚れていた。
「ああ、なんだい?・・・私で分かる範囲なら」
メノリは相手の身分である程度の内容を察する。
王宮の兵士と言う事は、誰か高貴な身分の人物を護衛して逃亡中なのだろうと・・・
「かたじけない・・・我々はさるお方を護衛して落ち延びていたが、途中ゴルゴン軍の奴隷移送部隊に遭遇して開放したはいいが、殆どが妊婦である為に避難すべき場所を探している・・・この辺りで一団が避難できる場所などないであろうか?」
女隊長の言う事を聞きながらメノリは考える。
恐らく、彼女達は護衛である以上見捨ててしまいたい筈であるし、山中で生活するスキルもないであろう。
そうであるのに開放した妊婦を面倒まで見て隠れ家を探そうなんて、大したお人よしが彼女達の主人なんだろう。
少し困り果てた表情の女隊長を見ながらメノリは微笑んだ。
「そう言う事なら私は狩人だ・・・この森の奥にいい場所があるから案内するよ!」
そして後を振り返り叫ぶ。
「ナジン!、ちょっとばかし遠出するから旅の支度だよ!!」

・・・準備を整えたメノリ達は、一団に合流する為にアーシェスの先導で森を歩く。
ナジンとメノリの関係が夫婦と聞いて驚いた彼女も、戦争でそうなった事を理解して律儀に謝る辺り、主人だけでなく彼女もお人よしなのだろう。
だが、そんなお人よしが多い国だから滅んだのも事実ではあった。
その彼女が案内したのは、森の少し開けた場所。
30人程の女兵士と10数人の武装した侍女らしき女性。
そして、粗末な衣服を着た大きなお腹の女性が50人程。
女ばかりかなりの人数だった。
「妃殿下、土地の者が案内を買ってくれました」
アーシェスと同じく頭を垂れるメノリも、『妃殿下』と呼ばれた人物が誰かは分かる。
メナム王国王妃、サフィーア妃殿下。
当年30歳で一男一女の母。
ならその横にいる少女は、当年16歳の王女、エリシア姫であろう。
王都陥落から半年ほど、ずいぶん彷徨ったのか、彼女達は薄汚れて疲れが見えていた。

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