ナジン伝 14
サフィーアは肉付きのよい大人の女性の身体を揺らせ、快楽の声を上げ続ける。
「ああん、私の中、ナジン様でかき回されて、あっ、あっ!」
「サフィーア様の中、すっごく優しくて、いつまでも入っていたいくらいですよ!」
「あ、あ、ナジン様、そんなにも、私の事を、あっ」
ナジンも、サフィーアの事がどんどん愛しくなってきた。メノリと同じくらい大切な存在に思えてきた。ワイルドなメノリとは違った、慈母的な魅力にあふれたサフイーア。そして彼女は王妃でもある。その彼女を抱いている事に興奮はいやがうえにも高まる。
いつしか、ナジンは全力で腰を振り、突きまくっていた。
「すごい、すごいです!ナジン様ったら!こんなの久しぶりです!」
「サフィーア様に、悦んで、欲しくてっ!」
ずっちゅずっちゅと、ナジンは必死に突きまくる。
サフィーアも亡き王とは、いろいろな体位で深く愛し合っていたが、夫を亡くして以来こうした愛と工夫のあるHはご無沙汰で、こうして愛してくれるナジンとのセックスが幸せで、いやがうえにも快感を高める。
「ナジン様、私、私、もう…」
「僕もです!イってください!!」
必死にナジンがラストスパートの突きを入れる。抱きしめた左足を、もぎ取ろうとしているかのように見えるほど激しく。
「私、あ、ああーー!」
「ううっ!出しますっ!」
サフィーアは、幸せな絶頂を迎えて幸せな甘い嬌声を上げてこてっと力が抜ける。
しかし彼女の中は激しく締め付け、その中でナジンも思い切り果てた。
びくり、びくりと脈動し、精子をたっぷりと、愛情を載せて吐き出す。
サフィーアの左足を抱きこんだまま、何度も射精の快感に打たれ続けていた。
「幸せ……」
「僕もですよ」
幸せの海を漂っているような状態で、サフィーアは繋がったまま気持ちを口にする。
その満ち足りた顔を見たナジンも、芯から幸せな気持ちになった。
まだ続く射精と共に、言葉を返す。
一方その頃、傭兵の男達が露天風呂に浸かっていた。
「こんな変な所に露天風呂があるなんて知らなかったぜ」
「確かになぁ…」
男の一人が湯に浸かったまま空を見上げて言う。
「しかし、ここ最近平和だよなぁ」
「そうだな。魔物の大群が現れたりしてたけど最近は何も無いよな」