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ナジン伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ナジン伝 13

宙を漂うような、快感に満ちた意識の中でサフィーアが感じたのは、ナジンの熱い想いと、彼の力強い脈動、そして心満たされていく自分自身だった…

はぁ、はぁ、はぁ……
二人の激しい呼吸の音が重なる。

「サフィーア様、素敵です……魂ごと持っていかれそうでした」
「私も、こんなに幸せなひとときはもう一生ないものと思っていましたわ」

息も絶え絶えに言うナジンに、サフィーアは安らいだ様子で答えた。
お互いの体温が、愛しく感じられる。

ナジンも、幸せな気持ちでいっぱいだった。メノリの顔がふとよぎるが、それでも今のこの瞬間が、何物にも代えがたい幸せな時でもあった。
それを示すように、サフィーアの中でまだ熱く力強いチ〇ポがその力と存在を主張していた。
その上から、サフィーアが優しく自分の下腹を撫でている。
いつくしむように、サフィーアは言った。

「ナジン様…まだこんなにお堅くて…」
「サフィーア様……」
「もっと、愛してくださいませ。貴方との愛の証を何人でも産んで差し上げますから」
「はいっ!!」

女達に鍛えられて精力も増していたナジンは、サフィーアの中でまた動き始める。
ずちゅっ、ずちゅっ…
さっきほど激しい動きではない。息を整え直しながら、ゆっくりと腰を前後させる。

「サフィーア様を、もっと感じたいです」
「私も、ナジン様でしたら…」

彼の望みに、サフィーアは彼を迎えるように両手を伸ばす。
ナジンは、体ごと抱き着く様に彼女に覆いかぶさり、サフィーアのおっぱいを自分の肩と胸に当てるような体勢になり、腰と脚でずこずこと突き続ける。
ストロークは短くなるが、より密着できる体勢だ。
サフィーアもさらに求めるように抱き返してきて、互いを肌で感じあおうとする。
愛され包まれる喜び、大切な子供のようでそれでいてれっきとした男が優しく自分を求めてくれる幸せ。
サフィーアは、亡き夫との時とはまた違った幸せなセックスをしていた。
ナジンはサフィーアに、メノリとはまた違った母性と性的魅力の入り混じった、もはや避けようのない魅力を感じていた。

「サフィーア様、あなたを離したくないですっ!」
「私もっ!ナジン様、ずっとこうしていたいです!」

お互いに、肌でふれあい、どんどん高まっていく。
しばらく突きつづけ、サフィーアが喘ぐ。
ナジンは、彼女の左足を持つと担ぎ上げるようにして、サフィーアと繋がったままで彼女を横向きにした。
彼女の右足を跨ぐようにして、左足に抱き着くようにして、リズミカルに突いていく。

「ああ、すごいです、今度は左奥に来てますっ!」
「サフィーア様、すごくいいです!」

横向きに寝て、豊かな双乳が重なり揺れる。

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