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俺×ゲーム×ハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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俺×ゲーム×ハーレム 9

「はぁ…、何やってんだよトシアキ」
ヴェルカが呆れた顔をしていた
「ほら、それとっとと戻して謝りなよ」
ヴェルカの手を借り起き上がる
「イててって…はいはい、分かりましたよ」
手痛いダメージでフラフラしながら両手を合わせ、そしてまた巫女さんの小さな胸に手を添えた
「なっ!また!!」
パチパチパチ
分解再構築を経て巫女さんは巫女服を着た巫女さんに戻った
「どうだ、元通りだろ!」
ちょっと胸を張って偉そうにする俺、さあ、誉めろ
「な、なっ…何すんのよ!死ね!!」
再び右ストレートが俺を襲う
一瞬にしてまた壁の中に戻る
「す、すみませ…ん、ガク…!」
それだけ言うと俺は意識を失った…

気が付くと俺は宿屋のベットに寝ていた
「よう、目が覚めたかい」
ヴェルカの声で意識がはっきりする
「あの…体中が痛いんですけど…」
目覚めたせいで、体のあちこちが悲鳴をあげ始めた。
「自業自得だよ。さあ、目が覚めたなら冒険に行くよ、準備しな」
ヴェルカは無慈悲に俺の訴えを却下すると出掛ける支度を始めた。
「冒険するのはいいんですけど、どこに?」
「ステータス開いてみな」
どんな冒険するか聞いたのに…とは思うがともかく開いた。
――――――――――――――
:タナカ・トシアキ    :
:LV:001      :
:職業:錬金術師     :
:備考:錬精LV:002 :
――――――――――――――
ちゃんと俺は錬金術師になっていた。だけど前には無かった項目がある。
錬精って何だそれ?
ちょっと困った顔になったヴェルカは、一つため息をついた。
「あちゃ〜……とにかく、錬金術の修行には材料が要る。食べていくための元手だって必要さ。トシアキの修行と元手稼ぎのためにもあちこち行くからね」

そしてヴェルカと俺は、郊外にまで出てきた。

俺の装備はっつーと、武器らしいものは刃の長さ30p程の短剣だけ。
後は採集品を入れる籠とか、素材をくり抜いて剥がすような各種工具だけだ。
盛大にバトルするのかと少し期待してたが、微妙に情けない。
「トシアキは武器の扱いは慣れてないんだろ?自滅したくなかったら、最初はそれで慣れるといい」
こう言われた以上仕方ない。
よく考えるとヴェルカって面倒見はいい。俺なんか無一文だし、何の由縁も無いし放り出されても仕方なかったんだ。
それに、関係も持っちゃったし……

ヤリまくったあの夜を思い出していると、ヴェルカに怒られた。
「おったててる場合じゃないよ。早速錬金に使えそうな材料が見えてきたはずだよ」
彼女の視線の向こうには、かなりいろんな種類の花が雑然と生えてる……ん?
FPSの画面みたいに何かの文章があちこちに現れて、一つ一つが草花を指し示す線が現れた。
一つを読み上げてみる。菊のような渦巻のような花に付いていた奴は……
「ウズギク(白)……根を干して砕いたものは鉱油と水が溶けあうのを助ける……」

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