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オッパイストーリー!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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オッパイストーリー! 17

「……」
エルバランは包みを受け取って開いた。中から出て来たのは古ぼけた陶製のコップだった。
「コップ…?」
ヨシュアも思わずつぶやいく。てっきり金の塊でも出て来るのかと思っていたら…。
「…これは?」
「お気に召されたかな?見事な物であろう。これは遥か彼方…険しい山脈や灼熱の砂漠を越えた大陸東方地域よりもたらされた有り難〜い陶磁器なのだ。何でも、かの地の皇帝が茶を飲む際に愛用していたという…」
平民や下級貴族出身の騎士なら金を渡せば良いが、彼女は王国筆頭貴族の令嬢…一国が買える程の大金を積んでも納得するまい。そういう者達に対しては、とにかく珍しく希少価値のある品をあげれば喜ぶ事をエイリアスは知っていた。
「どうであろうか、エルバラン殿…?」
エイリアスはエルバランの表情をうかがうように尋ねる。エルバランは無表情でジッと陶製のコップを見つめていた。が…
「…こんな物で…」
次の瞬間、エルバランはコップを床に投げ捨てた…いや、叩き付けた。
「こんな物で誇り高き王国騎士を買収出来るとでも思ったのかあぁ〜!!?」
ぐわしゃあぁ〜〜ん!!
「ああぁぁぁ〜!!!?有り難い東方の茶器があぁ〜!!!」
叫んだのはヨシュアだった。ヨタヨタと砕けた破片の前にしゃがみ込む。
「フンッ!茶器の一つや二つが何だ!?弁償して欲しくば我がエルバラン家に請求するが良い!金貨1000枚でも2000枚でも即金で支払ってやろうぞ!」
息巻くエルバラン。彼女にとっては高価な茶器など、騎士の誇りに比べれば塵ほどの価値も無いのであった。エイリアスは言った。
「…これは驚いた。ワイロが効かんとは…まだ昔ながらの騎士道精神を持った者がいたんだなぁ…」
そしてヨシュアに言った。
「安心しろヘーデル、東方の茶器というのは嘘だ。それは私が前に使っていた安いティーカップだ。柄の部分が取れてしまい、以前に本で見た東方の陶磁器に何となく似た感じになったので、何かの時に使えるかなぁ…と思って取っておいたのだ」
「なぁ〜んだ、良かったぁ…寿命が2週間くらい縮みましたよぉ…」
ヨシュアはホッと胸を撫で下ろし、そして気付いた。
(…いや、ちょっと待てよ!?まだ事態ぜんぜん解決してないし…!)
エルバランは顔を真っ赤にして小刻みに震えていた。
「よ…よ…よくも騙してくれたなぁ〜?」
剣の柄に手をかけ、今にも斬りかかって来そうな雰囲気だ。エイリアスはアースラに言った。
「…すまん、私の作戦は失敗だ。後は任せた」
「引き受けたわ」
目の前で平然と交わされる遣り取りに、ついにエルバランはキレた。
「何をゴチャゴチャと話しておるのだぁ!!?使い古しの安茶碗を名宝と偽り誇り高き王国騎士を買収しようとした…騎士の誇りを侮辱した罪、その身をもって償ってもらうぞおぉ!!!」
怒鳴り散らしながら剣を抜くエルバラン。
「す…すいませんでしたあぁぁ〜!!!!」
土下座するヨシュア。その時だった。
「え…っ!!?」
床に付いたヨシュアの両手に、あの不思議な紋様が浮かんできたのだ。覚えがあった。食堂で自分の意思とは無関係にアンナの乳を揉みまくってしまった、あの時と同じだ。
「…っ!!」
ヨシュアはアースラの方を振り向く。彼女は笑っていた。
「あぁ!!お前!またやりやがぁ…っ!?」
その言葉も言い終わらぬ内にヨシュアはエルバランに突っ込んで行った…いや、両手が彼女の胸に吸い寄せられた…と言った方が正しいかも知れない。
「お…おのれぇ、やる気かぁ…!?」
エルバランは剣を正面に構える。ヨシュアの右手が閃き、剣を弾き飛ばした。それにはエルバランもさる事ながら他ならぬヨシュア自身が最も驚いた。
「俺の手、強っ!!」
「何だとぉ!?……って貴様あぁ!!!な…な…何をするのだあぁ!!?」
ヨシュアの両手はエルバランの胸に到達し、そのあまりにもささやか過ぎる膨らみをモミモミと揉み始めた。
「はぁん…!?き…貴様ぁ!どういう…あぁ…つもり…あ!あぁん!」
「ほんっとスイマセン!!…でもこれ、俺の意思じゃないっていうか…」
「なぁにを…あぁ!…い…言ってぇ…ん!んん!」
エルバランは早くも胸を揉まれながら感じ始めたようだ。ヨシュアは彼女の胸の感触を感じながら思った。
(それにしても“無い”なぁ…)
アースラやアンナやエイリアスやミランダ…彼の周りにいる女達が爆乳ぞろいだから尚更そう感じるのかも知れない。だがそんな事を考えていると、信じられない事が起こった。
「…え?えぇ!?えぇぇ!!?」
「あぁ…!う…嘘ぉ!?胸がぁ…胸があぁぁ…!?」
ヨシュアの手の模様が光を放ち始め、なんとエルバランの乳房が、ひと揉みごとに大きさを増していったのだ。
モミ…モミ…モミ…モミ…
A…B…C…D…
わずか数十秒の間に彼女の乳房は見事な巨乳と呼べる大きさにまで成長を遂げたのだった。

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