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オッパイストーリー!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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オッパイストーリー! 1


「ヨシュア・ヘーデル、前へ・・・」

「はい・・・」
アリエッタ王立学園の卒業式、彼ことヨシュア・ヘーデルは声を上げ立ち上がり前へ出た。
今、彼らは卒業式の真っ直中なのだ。

「この者を我が学園の全ての行程を完了した事を此処に証明する」
そう学園長が言い彼に卒業証書が渡される。そんな彼も形に則った方法で受け取る。

こうして、彼とその同期達の卒業式は恙無く行われ、終了した。

卒業式から数週間後、ヨシュアはトパジオン王国の端ジャダにいた。彼がいた学園ではその個人の成績で赴任する地域が決まるのである。

その中でヨシュアは最下位に近い成績だったために此処、ジャダに送られたと言う訳であった。しかもジャダは、国の端に位置し町のすぐ近くには、深い森があり入れば出られない、と言う噂がある事からあまり人が寄りつかないのである。

「ふぅ〜。 今日も変わらずジャダは平和ですっと・・・」 

町の通りで彼は退屈そうに呟いた。別に平和が嫌と言う訳ではないが、何か一つ変化があってもいいのではないか?、と思っているのである。

町の見回りを終え、余った時間を何に当てようかと考えていた時・・・

「そうだ、あの森に行ってみよう。誰も行かないんだし、ちょっとした冒険だね」

気楽そうに言う彼だが、今言った森は町の人たちが“死の森”と呼ぶほど危険な場所だが、元来の楽観さで軽い足取りで向かって行った。

これが、“落ちこぼれ”ヨシュアとその伴侶と彼女達の出会いの始まりである。

「あれ?この道さっき通ったかな…?」
森の中に足を踏み入れたヨシュアはさっそく道に迷っていた。
「やばいな…完全に遭難した」
今さらながら森をナメていた事を後悔する。
「そ…そうだ!学校で習った探索魔法で自分が今いる位置を割り出そう!ええと…呪文は……何だっけ?」
思い出そうとするが思い出せない。魔法の教本を持ってくれば良かった。
「か…帰れねえ〜!!?」
ヨシュアの叫び声が森の中に木霊した。
「うわあぁ〜!!どうしよ?どうしよ〜!?」
ヨシュアはパニックになって辺りを走り回った。その時…
ガゴッ!!
「痛っ!?」
何かにつまづいて転んでしまった。よく見るとそれは模様が刻まれた二つの石だった。平べったい石の上に丸い石が乗っていたようだが、ヨシュアがぶつかったせいでズレてしまっている。石はかなり古く苔が生えており、刻まれた模様は文字のようにも見えるが風化していて読めない。
「古代魔法の悪魔封じに似てるな…まさか、何かを封印した石碑だったのか!?」
ヨシュアは焦った。するとすぐ側から若い女の声が聞した。
「ふあ〜あ…よう寝たのう。ソナタか?妾(ワラワ)の封印を解いたのは…」
そこには一人の裸の女がいた。背中まで届く漆黒の長髪をサラリと流し、顔付きは例えようも無く美しく、肉感的で豊満な肉体…まさに絶世の美女だ。
特に目を惹くのは彼女の頭よりも大きな爆乳である。
だが、手足や乳房や性器の周辺に不思議な模様が描かれている。描いてあるだけなのか入れ墨なのかは分からない。
「あ…アナタは誰ですか…!?どうしてこんな森の中で裸で…?」
ヨシュアは女を直視する事が出来ず、視線を逸らしたまま女に尋ねた。

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