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中出し帝国
官能リレー小説 - ファンタジー系

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中出し帝国 7

「待って。私が直接会いに行くから場所を教えてくれない?……とりあえず朝食食べたあとで。」


「分かりました。…とりあえず姫様がお食事を終えてからお教えしますね。」

血気盛んな男どもの事である。ただでさえ人気のあるレーセを一人にさせて捕まられたら、同じ持ち場を持つ城のメイド達に負担がかかる。基本、この城のメイド達は接合令が終わると、城の各地に散らばった精液などを1時間以内で処理しなければならないので、なかなか絶頂の余韻を楽しむ暇もないのだ。

だから、ルルはレーセに負担をかけないようにと、一人で会いに行くと言ったのだ。



「お食事は終わりましたか?場所の方は牢屋ですのでお気をつけて行ってらっしゃいませ。」

「えぇ。文字通りイッてくるわ、レーセも頑張ってね。」

感情が高ぶっているのか、それとも接合令が実施されるからか、何とも卑猥な事を言ったルルだが、なぜ少年が牢屋などにいるのかは、敢えて問わなかった。どうせ何かの手違いで冤罪でも背負わされたのだろうと思ったからである。


自室のドアから出ると、まずルルが1番見たくもなかった顔がいた。

レフノルデである。なぜかヤツはルルの自室の前をウロウロしていたのだ。恐らく、ルルに昨日の件についての報告かなにかだろう。

「おぉ。これは姫様!お目覚めになられましたか!?」
レフノルデは目を光らせ鼻息も荒い。

(うわぁ…。朝からヤな奴に会ったわね…。)

「姫様から仰せ使った者どもは現在待機中でおりますが、どう致しますでしょうか?」
「…どうされるかと問われましても、まだ時間にはなっておりませんが…?」

「いえいえ!何をおっしゃいますか姫様!今は確かに法の改正により3時間と、誠に少ない時間へとなられましたが、貴女様の母君の時代はもっと長い時間をしておりましたぞ!?」

ルルの静止にも止まらなくなり始めたレフノルデ。

(…はぁ。なんだか面倒臭いなぁ。)

「…しかしですね、レフノルデ。私は何処へも逃げたりなど致しません。ですので、まだしばらくは休憩を取らせて欲しいのです。……駄目でしょうか?」


姫の静止の言葉がようやく届いたのか、レフノルデは顔を青くする。

「も、申し訳ありません!姫様。では、もうしばらく経った後に参りますので!」

「…ありがとう。レフノルデ。私も『毒芽』を呼びたくはありませんでしたので、ホッとしましたわ。……では、後ほど。」

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