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中出し帝国
官能リレー小説 - ファンタジー系

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中出し帝国 5

それ故に帝室ではルルに世継ぎを産ませる為、相手の男は精力と頑丈を優先にしていた。
最も本人は『むさ苦しい野郎の子を孕むなんて嫌よ』であった。
しかし、ルルは文句を言える立場で無いため我慢していた。
「はぁ〜…どこかに精力絶倫で巨根の少年はいないかしら?レーセ、知ってる?」
「姫、そんな方はおりませんよ。」
ルルはレーセを他のメイドに介抱させてしばらく経った後、レーセは目を覚ますと、ルルはレーセにこれまでの経緯を話しながら巨根少年はいないか訊ねるが、レーセは即答で答えた。
初潮が来て以来、接合令に従いずっとセックスを続けているのだが、未だに懐妊しないのだ。
同年代では、多いもので3人、少なくとも1人は産んでいる。
このままでは直系に血が耐えてしまうと、不安の思う者が、何人か出始めていた。

ルル自身は、子供が出来ないことを不安に思っていたが、それは1人の女としての想いであり、レストリア帝国の姫としてではなかった。

(大体私が本当にお父様の子であるかすら怪しいしね)

それを言うなら父自身もそうだし、祖父だって帝室の直系の血を伝えているか怪しいものだ。
百年前の愚かな皇帝のせいで、様々な国や異種族が進入し、この国の女たちに種を蒔き続けた。
種を植えられた女たちは、その種を芽生えさせ、可憐な花を咲かせていった。

百年たった今、純粋なレストレア人はいなくなった。
肌の色も髪の色も同じのものは一つもなく、中には獣人の形質を持つものもいた。
外観だけ国としての姿を保っていたが、内は纏まりがなく、皆バラバラである。

「姫様。もう明日の事を考えておられるのですか?」
人が物思いにふけっていれば、横から下半身を触っているレーセによって思考を遮断させられた。

「そうねぇ。やっぱりアンタを男どもに食わせておけば良かったんじゃないかって考えてた頃よ。」

(そうね。考え事なんかはいつでも出来るけど、明日はアレがあるんだ。寝とかないとキツイわよね。)

「えぇッ!?」

軽いジョークのつもりだったのか、ルルから予想外な事を言われたのでオロオロするレーセ。


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