PiPi's World 投稿小説

ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 6
 8
の最後へ

ダンジョン王の日記 8

当然と言えば当然だが、兜や楯の飾り付けは片端から打ち捨てられていた。

そこで新たな…いやデザインだけは考えてあった、アイデアを実行に移す。
真鍮細工を集めさせ、錬金魔法で全員分の記章を精々。

そのデザインはかつて姫将軍に滅ぼされた旗印を簡略化した図形(流石に元のままで使う度胸はない)。
その上から魔族の基準で『貫く勇者達』といった意味合いを持つ記号を重ねたモノである。

追記・夕刻、トロルとワーウルフの長老が我輩の元を訪れ、種族を越えた忠誠を我輩に約束、若干暑苦しく『ガッ!』と肩を組んだ。

それにしてもこうやって無駄な戦いをせずに勢力を増やしてゆくのもこの先を考えれば良い傾向だ。
ただこう言う時は外部に情報を流す不届き者も入って来るので注意せねばならない。


712年6月7日 雲
私は先日のスケルトン暗黒兵7体の一人一人がどれ位の能力なのか未知数なので改めて能力を測って見ることにした。
まあ分かってはいたが個体差はあるものの同じ能力をていた。
魔力は自己修復以外は皆無で知能も中の下位。
また元は兵士や盗賊なので身体能力は半端では無かった。
これならエルフ捕獲作戦には支障はない。
何故ならエルフが唯一他の種族に劣る基礎身体能力を考えると優位であった。
だが何よりも嬉しいのは復活した7体の内一番能力の高い者が元の身体がメスすなわち女である事だ。
それは腰骨の形を見れば一目瞭然である。
私は予定を変更してそいつに肉付けを施す事にした。
流石に私の相手がポチ一人ではこの先色んな意味でポチの負担が大きいし何より私自身この先飽きる可能性があった。
そうその女をポチ同様に戦闘要員兼私専用性奴隷にし立てる事にしたのだ。
早速そいつを別室に連れて行く。
其処には既に魔方陣を描かれておりそいつを陣の中央に立たすと呪文を唱えた。
後は二・三日経てば新たな女体が出来上がる。
今から楽しみである。

追記
夕方ワーウルフの長老が来られ忠誠の証としてメスのワーウルフ一人を私に差し出した。
何でも戦闘能力は皆無だが家事など身の回りは優れていると言っていた。
まあそろそろ私もメイドが欲しいと思っていたから渡りに船である。
ただ何となく見た目がポチを気持ち若くした様な容姿なのが気になるが…
6月10日 雨/曇

あーしんど、水の精霊契約と水脈探知魔法で午前中丸々潰れてしまった。

我が輩は(という名乗り方を時々使っていたが恥ずかしいので結局二本線で消す)

私は魔法で再び浸水を阻止しつつ、以前あくまで応急措置だった水道工事の続きを行っていた。
円錐型の魔力拡声器片手に怒鳴り散らす気分は、正に現場監督であった。
朝イチ雨が降り始めるた時点、長老達とその直属の配下は『戦とあれば何時でも駆け付ける』とか言って、要領良く帰っちゃったし。


SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す