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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 56

12月20日 晴れ
砂掃除だけで午前中が終ってしまった。前屈みでチリトリに砂を集めたので腰が痛い。
これなら闘う石像達に掃除させればよかった。失敗である
この際なので、砂のついでにゴミ(ニナに近付いた商人達)も片付けてしまうことにする。
具体的には商人達の脳から商売のノウハウを魔法で抜き取り、白紙の本に注入した。
「盗賊の心得」の商人版、「商人の心得」の完成である。
商売の一切を忘れてしまった商人達は、ボケ老人のようになって退散していった。
私の財産に手をだそうとするからそんな目に遭うのである。ざまぁみろ

712年12月31日 粉雪
大晦日。今年は、本当に長い一年だった。
城が陥落したことに始まり、姫には殺されかけ、洞窟では転びまくり、チビエルフには悪戯されまくり、遺跡では落とし穴に落ちまくった。
思い返せば、七転八倒の年であった。
それが今では暖かい部屋で盗賊のニナと温い葡萄酒をチビチビ舐めているのだから、我ながら大した起死回生である。
来年も再来年も、こういうのんびりした年越しをしたいものだ。
それと姫将軍への復讐も、忘れずガッツリ準備していきたい。
今年最後の日記を記す。カジノのオーナー室にて


713年1月1日 晴れ
あけおめことよろ。年が明けた。まさか日記の書き出しが『713年』になる日が来るとは想定外である。
正直、日記なんて三日坊主になるとばかり思っていた。自分のマメさに少し驚く。
継続は力なり。今年も飽きることなく日記を書き続けよう。


713年1月3日 晴れ
雇った魔物使い達による魔物の調教がほぼ完了した。
後は二日後のカジノのオープンを待つばかりである。
雇った三人の魔物使いは皆腕利きで、給料分キッチリ働くプロ意識の高い連中だ。
ニナと私しか知らないカジノの地下二階の存在についても、薄々気づいているのに見て見ぬ振りをしてくれる。
賭博場という黒い職場での利口な働き方を心得ているのだ。まったくもって使い易い従業員達である。

追記・ニナに『商人の心得』を装備させることにした。
これでニナも一角の商人並の経営手腕を発揮することが出来る。
世間に私の正体がばれるのを防ぐためにも、ニナにはしっかりカジノのオーナーを務めてもらおう。


さて、ちょっとした指示をカルメラに出しておいた。
明日からが楽しみだ。

713年1月4日 快晴
カジノ準備で忙しかったが、いよいよ明日開業だ。
前祝として、カルメラに奉仕させることにした。
何か気持ちよい感覚で目を覚ますと、なんとカルメラが私の上に跨り、騎乗位で犯してるではないか。
肉感的なムチムチボディで、紫の髪を揺らせ、メイド服の上からでもわかる大きな美乳をたゆんたゆんと揺らしながら腰を振っているのだ。
それも、メイド服を着たままで。
私が目を覚ました後も、カルメラは妖艶に腰を振ってくれている。

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